「恐竜の化石発見!」 H20.7.4(金)

「恐竜の化石発見!」 H20.7.4(金)年長さんのお部屋で、数人の男の子が本を囲んで何やら話しています。

「これかな~?」、「違うよ、こっちだよ。」

そして、手には何やら白くて小さなものが…

「先生、これね、幼稚園のお庭で見つけたんだよ!牙だよ!」と目を輝かせながらおしえてくれました。白くて細い石のように見えますが、図鑑でどの動物の牙なのか調べているようです。

「恐竜の化石発見!」 H20.7.4(金)

大切な宝物を見せてもらいました。

「サイの角が割れたやつかも…」、「アザラシかもしれないね。」、「象の牙だよ、やっぱり。」、「でも、この本の象は小さいけど、本物はもっと大きいよ。かけらかもしれないけど。」

「分かった!やっぱり恐竜の骨だよ、絶対に。」

ここから急に小声になって、

「幼稚園の場所には、昔恐竜が住んでいたってこと。恐竜が死んで、骨になって、ずーっと時間がたって、そこに幼稚園ができたんだよ。」

「恐竜の化石発見!」 H20.7.4(金)

なんと、形は象の牙にピッタリ重なります。

みんなにんまりして、顔を見合わせます。大変な秘密、そして発見をしてしまったようです。

白熱した議論は、「恐竜の骨」ということで決着しました。

実際には園庭で拾ったときに、「それが何なのか」で、かなりの議論があり、「お部屋の本で調べよう。」ということになったそうです。

園庭で拾った小さな白い石。そこから想像は大きく膨らみ、本を調べて、それぞの仮説をたて、議論をして結論をだす。小さな学者さんが、大きな発見をした日の出来事でした。