「電車でGO/番外編」

「電車でGO/番外編」前回の文化便りで、年中さんが粘土で線路を作っていたのを紹介しましたが、以前年長さんも、数人で線路を描いて電車を走らせていました。その際には、写真は撮りましたが、紹介出来ませんでした。今回はその様子を紹介をします。

年長さんが楽しそうに、自由画帳を二つ並べて何か描いていますよ。「何を描いているの?」とたずねると、「電車でGO/番外編」「線路を描いてるの。」、「小田急線にしようと思ったんだけど、ちょっと変えようと思って。」とおしえてくれました。二人の自由画帳を繋げて大きな線路を描いているんです。面白いな~と思って見ていると、前に座っていた子も自由画帳をすーっとくっつけてきて、線路を枝分かれさせて描き始めました。するとその横の子も自由画帳をくっつけてきて、さらに大きな線路に発展していきます。

「電車でGO/番外編」その発想が面白くて素晴らしいのは勿論ですが、子供達がこの遊びに参加していく、その「流れ」が本当に自然なんです。「入れて」、「いいよ」の世界ではなく、阿吽の呼吸で、声を掛け合わなくても自然に入っていくんです。気持ちが通じ合っているんですね。

年長児ともなると、様々なコミュニケーションを経験し、時にはトラブルも経て(これが実は大切なんです)、人間関係が成熟していきます。「相手が何を考えて、何をしたいか」分かったり、分かろうとするんです。濃密な人間関係、友達関係があるからこそ、遊びが発展していくんですね。

こんなに素晴らしいクラスが出来上がっているのに、卒園してしまうなんてもったいないと思うのは私だけでしょうか。いや、本当にもったいないです。