「なぞなぞ」 H21.6.5(金) 雨

子ども達はなぞなぞが大好き。今日は、私が考えたオリジナル問題で、答えは思わぬ方向へ…。

「いくら真ん中を食べようとしても、真ん中を食べられない物は何だ?」

年中さんが、「うめぼし!」と、答えます。

「う~ん、ちょっと違うね。あっ、でも確かに梅干は真中に種があって食べられないね。正解といえば正解だね。でも、もう少し違う答えがあるよ。」と言いながら、よく思いついたなあと感心しました。こうゆう場合、あとの答えは梅干に引きずられがちです。案の定、「りんご」、「なし」と、果物が続きます。(確かに真中の芯は食べませんが・・・)

「みんな、これなぞなぞだから、本当に食べられないというよりも、ちょっとひねって考えようか。」と言いいながら、「ひねって」って言っても意味が分かるかなと思い、言い直そうとしていると。

年長さんが、「わかった、ドーナッツ!」と、元気に答えてくれました。

「えっ、正解。さすが年長さん。よく分かったね、どうしてドーナツなのかな?」、

「だって、真中は穴があいているから、食べられないでしょ。」(完璧な正解です)

すると横にいた年長さんが、「あんドーナッツなら食べられるよ。」と、いたずらっぽい目で答えます。

「あっ、そうか。あんドーナッツはあんこが入っているもんね。色々なドーナツがあるものね。みんな食べた事あるかな?」

「ある、ミルクと一緒に食べると美味しいよ。」、「ドーナツ屋さん、行ったことある。」と、年少さん。

そこで年中さんが、「でも、ドーナッツの穴にクリームを乗せれば、真ん中も食べられるよ。」と、まじめ顔で言いました。確かにそうだなと思いながら、その思いつきに感心しました。穴が開いていても、クリームは落ちずに乗りますよね、きっと。

それに対して年少さんが、「でも穴から落ちちゃうんじゃないの…クリーム。」と不思議そうな顔。

これは、年中児と年少児の経験の違いからくる意見の相違です。硬めのクリームがケーキ等にしっかりと付いて落ちないことから、ドーナツの穴にも引っかかるはずと考えた年中さん。クリームが穴を素通りしていく様子を想像した年少さん。

いずれにしても、ドーナツ一つで(異年齢の子供たちの間で)、こんなにも会話が発展したことに驚きました。

最後に年長さんが、「落ちてくるクリームを下から食べちゃえばいいんだよ。」と、またいたずらっぽく答えて、笑いとともにドーナツ談議は終わりました。今度は、もう少し難しいなぞなぞを考えときますよ。さて、どんな答えがでるかな?