「あじさいって何色?」 H22.6.28(月) 晴れ
このところ、いつ降ったか止んだか分からないような天気が続いていますね。でも、こんな天気に一際綺麗に咲いているのは紫陽花ですね。
園庭でも、紫陽花が綺麗ですよ。赤やピンクに青や紫、紫陽花って本当に七変化。おやおや、年少さんが紫陽花の周りに集まってきました。
「見て見て、紫陽花が綺麗に咲いているね。」、「さわってもいい?」、「やさしくね。」、「なんか、ぺろんってしているね。」、「ぺろんってしている? ふふっ。みんなも優しく、そうっと触ってみていいよ。」、「気持ちいい・・・。」、「気持ちいいね。」、「紫陽花って、どんな色をしてる?」
「そうだね、色々な色があって綺麗だね。」、「みどり!」、「そうだね、みどりも・・・うん?みどり?・・・は葉っぱかな。緑の葉っぱも綺麗だね~。」と言いかけた時。あっ、本当だ!緑色の花があった!これのことだ!
色づくちょっと手前の蝋細工のような小さな花。それは確かに淡い黄緑色・・・。
「紫陽花の花はどんな色?」と聞きながら、「紫陽花はピンクや紫」という先入観が、緑の花を見えなくしていました。
大人は、「色づく前はこんな色。」と、経験的に知っています。当たり前のことです。咲いている紫陽花をみて、それを緑色の紫陽花とは言わないでしょう。 でも、子どもにとって、それは確かにみどりの紫陽花なんです。
「あ、本当だ。緑色のお花もあったね。よく気がついたね。ちょっと黄緑色に近いけどね、これがこの後どんな色になるんだろうね。」、「ピンク!だって、ここのところがピンクだもん。」と、子ども達。
その後は、「ここにも緑のお花あったよ。」、「先生!ここにあるよ。」と、みどりの紫陽花の発見報告があちらこちらから。
赤やピンクに青に紫。色とりどりの紫陽花が咲く園庭の中で、みどりの紫陽花を見つけた子供達。次はどんな発見をしてくれるのでしょうか。楽しみです。
(そういえば、2年前の秋に1輪の紫陽花が咲いたことがありました。昨秋は咲きませんでしたが、今年はどうでしょうか…。2008年度 2学期 10月30日文化たより)