「わたしの紫陽花」 H22.6.30(水) 曇り
年中さんが真剣に真剣に、何かを作っています。
「何を作っているの?」と聞いてみましたが、熱中しすぎて聞こえないらしく、反応がありません。
少し声を張って、「みんな一生懸命に作っているね。何を作っているの?」と、もう一度尋ねると、「あじさい!」、「見て!きれいでしょ。」、「私もうこんなに貼っちゃった。」などと爆発的な反応が。離れた席からわざわざ見せに来てくれる子もいます。
園庭で見た綺麗な紫陽花を思い出しながら、花びらを折り紙で折って、それを丸く切った水色とピンクの画用紙に貼り付けます。
真ん丸に切っている子もいれば、長丸のような子、ちょっと角張っている子もいて、みんな違っていて、とても面白いです。本当の紫陽花だって丸く見えますが、よく見ればみんな違う形をしています。だからこそ綺麗なんですよね。
「みんなの紫陽花、綺麗だね。どんな色の組み合わせが綺麗かなって考えながら貼ると、もっと綺麗になるかもしれないよ。」とアドバイスをすると、花びらを置いたり、入れ替えたりしながら、どのレイアウトが良いか考えている子も出てきました。何か一言アドバイスをしてあげるだけで、さらに発展した考えを子どもは持ちます。そうして色々と考えて出来あがった作品は、自分のアイディアの集大成。大切な宝物になるんです。