「さんねん峠とゆきむすめ」 H22.12.16 (晴れ)

毎日子供たちに絵本の読み聞かせをしていますが、今一番の人気は「さんねん峠」と「ゆきむすめ」の2冊です。余程気に入っているようで、「今日ゆきむすめ持ってる?」とか、「さんねん峠よんで!」とリクエストされます。持っていないときは「え~、なんで持ってないの!?」と、怒られてしまうくらいです。とにかく私の顔を見れば、「さんねん峠よんで~。」、「毎日でもいいよ。」などと言われてしまうので、最近はこの2冊以外読むことができません。

でも、特定の本を集中して読むということは大変よいことで、大人になっても心の中でページをめくれるような1冊がほしいものです。とくに話の流れがしっかりとできていて、リズムを持って読めるような本を愛読書にしておくと、将来の国語力にも繋がります。さんねん峠とゆきむすめは、そんな私の意図と子供達の「楽しいから何回でも読んで!」という想いが合致した1冊といえます。

絵本の内容については、近々に「今日の絵本」のコーナーで紹介したいと思いますが、「さんねん峠」は朝鮮の、「ゆきむすめ」はロシアに伝わる民話です。やはり時代を超えて語り継がれた話は、たとえ国が違っても子供達の心に響くようです。

さんねん峠を読んだあとの子供達の顔は、何ともいえない楽しい満足感に溢れています。ゆきむすめの後には、何だか切なく、はかない気持がジワーっとひろがっていくようです。

今日は違う本を・・・とも思うのですが、リクエストにお答えして今日もこの2冊を読んでしまいましたとさ。 おーしーまい。