「すてきな話」 H23.5.16(月) 晴れ

5月も半ばになり、新入園の子ども達もすっかり幼稚園に慣れました。私の姿を見かけると、「せんせ~い!」と遠くからでも声を掛けてくれる子ども達。週末に出掛けた話や、飼っているペットの話など、色々な話をしてくれる子もいれば、話しかけると恥ずかしそうに照れて、首をかしげるだけの子もいます。それぞれに幼稚園の生活を楽しんでいるようで、とっても可愛く、そして嬉しく思います。

年少さんのクラスで、今日こんなことがあったそうです。あまり積極的に話す方ではなく、話しかけても「うん」など一言の返事で終わってしまう子がいます。幼稚園は好きなようなので、担任の先生も気に掛けながらも、徐々に話してくれるだろうと思っていました。

その子が、今日初めて先生に話し掛けてきたそうです。はじめは口をパクパクさせて声にならなかったのですが、その後に「せんせい・・・すき。」と照れくさそうに一言。先生は感激して涙が出そうになったそうです。入園式から一ヶ月、初めて自分から話した言葉が「せんせい、すき」なんて、本当に素敵ですよね。

色々なタイプのお子さんがいます。積極的な子もいれば、慎重な子もいます。新しい環境になれるのに早い子もいれば、時間が掛かる子もいます。それぞれの個性で比べることなく、色々な子がいるからこそ幼稚園が楽しく、お互いに影響し合い、学び合うことができます。焦らず、待つ事が大事ですね。

そしてまた、先生が「幸せだな」って感じるのは、子ども達のそんな小さな一言一瞬なんですよね。