「でんぐりがえり」 H23.6.3 (金) 晴れ

年中さんが体操をしていました。5月から始まった体操ですが、今日は初めてのでんぐりがえりです。hp240DSCF6420みなさん上手です。 手をついて、頭をついて、ごろん!

手をついて、頭をついて、ごろん!

回転した後に立ち上がる時は、手をついて起き上がっていました。体を回転させることに集中させるために、起き上がりのことは何も言っていなかったからです。

「はい、みなさん良く出来ました。」と、体操の先生が褒めます。さらに、「今日は、自然と手をついて立っていましたね。次の体操では手をつかないで立つようにしますが、もう立てるっていう人いますか。」と聞くと・・・・「ハイ!」と多くの子が手を挙げました。ところが、実際にやってみると、どうしても手をついてしまいます。

hp300DSCF6427

次々に挑戦してくれるんですが、みんな手をついてしまいます。「出来るようになる方法があります。しゃがんで、手を前に出して、そのまま立って。ハイ、そうです。次の体操では、そうやって立てるようにしたいと思います。」と、体操が終わりました。

今日は、体を上手くコントロールして回転する楽しさを味わい、「出来た」という達成感があったようです。そして、「でも、実は手をついていたんだ。つかない方が格好いいんだ。」と気付かせて、目標と「次も頑張るぞ」という意欲を持たせて次回へと繋げます。そんな子ども達の顔は生き生きとしていました。

ところで、「手をつかないで立てる人。」と聞いたときに、殆どの子が手を挙げていました。そして次々に挑戦していました。この積極性がとても大切です。「自分はできる」と信じて挑戦するのと、「どうせできない」と恐る恐るやるのとでは、結果は変わってきます。体操では、簡単な事から段階を踏んでステップアップしていきますが、その過程で十分に「できた!」という達成感を味わっていきます。そして、「自分はできる。何でもやれば絶対できる。」という自信をつけさせることに、「本当の目的」があります。