「自然と・・・助け合いの輪」 H23.10.5 (水) 雨

hp240DSCF6692年中さんが共同制作をしています。作っているのは「から傘お化け」です。色を塗るのはみんな一度には出来ないので、順番に塗っていきます。

ちょうど今、一人の女の子が黄色で模様を付け始めたところです。そこにもう一人の女の子がやって来て、何も言わずに横からスッと、から傘お化けを支えました。お友達が塗り易いように持ってあげてるんですね。持った方も、持たれた方も言葉を交わさずに、無言のコミュニケーション。心のコミュニケーションです。

hp300DSCF6698その様子を見て、数人の子ども達が集まって来ました。今まで筆を持っていた女の子が、今度は他の子の為に絵具を持ってあげています。

「持ってあげる。」、「ありがとう。」も必要ない、無言のまま当然のように行われた心のコミュニケーション。
それは、ほんの一瞬のやり取りですが、思いやりが沢山つまった一瞬でした。

hp300DSCF6702そしてまた、そばに立っているお友達の為にスッと交代して、順番に色塗りを楽しんでいました。

見過ごしてしまうような些細な出来事で、当たり前のように行われていた行為ですが、実は高度なコミュニケーション能力を子ども達が身につけているという証です。クラスがまとまって、お互いを思いやり、お互いを理解するときに、このような無言のコミュニケーションが自然と生まれるんです。 子ども達の心は確実に成長しています。気付かないところでも・・・。