「すてきな会話」 H23.11.15 (火) 曇り

今朝子ども達となぞなぞをしていたら、素敵な会話に発展しました。

「問題です。秋に赤くなるものって・・・な~んだ。」、「もみじ!」と直ぐに答えが出ました。「柿」と答えた子もいて、これも正解にしました。 「柿も秋になると赤くなって美味しくなるよね。みんな柿好きかな?」とたずねると、「好き!」、「大好き!」、「あんまり好きじゃない。」と子ども達。

そんな中、「わたし、木じゃなくってよかったな。本当によかった。」ってシミジミ言う年長の女の子がいました。 「どうして?」、「だって…、冬に葉っぱがなくなって、寒いでしょ。かわいそう。」、「あ~、そうだね。葉っぱが枯れて落ちてしまうと、はだかんぼうになっちゃうものね。」と答えると、年長の男の子が、「でも落ち葉が根っこを温めるから、あったかいよ。」、「そうか、お布団みたいにね。あったかいかもね。」、「でも、お腹が寒いよ。」と、また女の子が返します。その会話を黙って聞いていた年少の子が、「粘土で葉っぱを付ければいいんだよ。お洋服みたいだよ。」って、割って入ります。「体が粘土だらけになって、気持ちわるいな。」、「木はお風呂に入れないもんね。」と、また別の年長さん二人が答えます。「雨が降ればシャワーだよ。粘土も落ちるよ。」と、今度は年中さんです。

木を擬人化して、どんどん会話が膨らんでいく様は、なんとも気持ちの良いものです。それぞれの想像力に、自然から学んだ経験と知識を加えて、子どもたちなりの理論で会話が成り立っています。また、年長児の会話の中に、小さな年少さんも年少さんなりの考えを持って入っていく様子も面白いです。

なぞなぞ問題から、素敵な会話に発展した秋の朝。寒そうな木には申し訳ないくらいに心が温かくなりました。