「再 訪」 H24.4.6 (金) 曇り (番外編)

今は春休みですが、先生たちは新しい年度の始まりに向けて大忙しです。子供たちがいない幼稚園はとても寂しいので、みなさん早く来てくれませんかね。桜の開花も遅れたので、ちょうど入園式の頃が見ごろなのではないですか。

さて、文化便りをスタートするのには早いですが(子供たちあっての文化たよりです)、お花見も待ちきれないことですし、今日は番外編をお送りします。3月の事でしたが、素敵なお兄さん、お姉さん達が幼稚園を訪ねてきました。

「再 訪」 H24.3.23 (金) 曇り

町田文化幼稚園出身の小学6年生が5人、その日揃って幼稚園に訪ねてきました。同じ小学校に通う5人は前の日が卒業式だったそうで、お世話になった幼稚園に渡したい物があるというのです。手渡された封筒を開けると中には3枚の色紙が入っていました。その3枚の色紙は・・・

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「町田文化幼稚園へ  
幼稚園のころは ありがとうございました。今年、小学校を卒業しました。」のメッセージと卒業式当日に5人で撮った写真や寄せ書きで飾られた色紙が1枚目。2枚目の色紙は幼稚園時代の思い出の写真の切抜きと思い出のメッセージ、3枚目は自分達の近況を写真とともに知らせてくれています。2枚目の色紙には、今日の5人以外に、「2年生の時に他の学校に転校した○○君」と転校していった卒園生の写真も貼ってありました。優しい気持と感謝の気持が一杯の色紙でした。ちょっと照れくさそうに立っている5人の姿が、本当に嬉しく、有難く目に映りました。

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「お世話になった幼稚園、保育園にお礼を」と、学校の活動として6年生全体で行っている行事と思い込んでいた私…。実はそうではなくて、町田文化幼稚園出身の5人が集まって、自分達の考えで今回の事を決めたのだそうです。それを聞いて、ますます感激しました。小学校卒業で頭に浮かぶことと言えば、仲の良い友達と離れてしまうとか、中学校進学のことでしょう。幼稚園の事は普通考えないと思います。それでも、6年前に卒園した幼稚園のことを思い出して、今の自分達があるのは幼稚園のお陰。楽しい思い出、経験を沢山させてもらった幼稚園にお礼に行こうと話合ったんだと聞いて、胸が熱くなりました。本当に立派になった5人の子ども達。 本当に、本当にありがとう。そして卒業おめでとうございます。こんなに素敵な心を持っている子たちですから、きっと素晴らしい未来が待っていることでしょう。