いすとりゲーム(年中組) H25.6.25(火) 雨

雨の日は外で遊べません。でも大丈夫!雨の日だって楽しいことは沢山ありますよ。いすとりゲームは、世代を超えた永遠の遊びでしょう。あのハラハラドキドキ感は、いつの時代でも同じ興奮を持って子ども達に迎えられるはずです。 さあ、ここでもハラハラドキドキの皆さんが・・・。年中さんのお部屋です。

b800DSC_1601

 先生のピアノに合わせて、グルグル、グルグル。でもイスが気になって仕方がありません。そしてピアノがパッと止まると、ガタガタガタ~ガタ~!

b800DSC_1604

残念・・・アウト! そして今度は、イスを3個抜かします。「え~?3個も?」と言いながら、皆さんワクワクです。

b650DSC_1608ゲームが進むにつれて、イスの数が減っていきます。負けてしまって、周りで応援しているお友達の数は逆に増えていきます。

b650DSC_1613

実際にゲームをしている子と同じ位に楽しく応援しているのが可愛いです。

b800DSC_1612

さあて、イスが2個ともなるとボルテージも上がってきますよ。応援にも更に熱がはいります。先生もピアノを止めたかと思うとまた弾いたりして・・・フェイントで盛り上げます。

b650DSC_1617

優勝者が決まったところで、そろそろ帰りの時間が近づいてきました。トイレに行きたいお友達はトイレに行って、帰り支度を始めます。

b540DSC_1627

 

多くの子がトイレに行って静かになった教室で、イスを片付け始めた子がいました。その様子を見て、一人、また一人と片付けをする子ども達が現れました。イスを重ねて、二人で一緒に運ぶ子もいます。

b300DSC_1635

声を掛け合うでもなく、ごく自然発生的に片付けの輪が広がっていきます。トイレから帰ってきた子達も、その様子を見ると、直ぐに加わっていきます。

その間、先生は声を掛けるでもなく、その様子を見ながら帰りの時間に向けての確認をしていました。

「偉いね。ありがとう。」などと、つい言ってしまいそうな場面ですが、あえて子ども達の自主性に任せているのですね。子ども達は、自分たちの社会の中で協力しあったり、良いと思うことを率先することの気持ち良さを知っています。子ども達に任せ、子ども達の考えで行動していくことの大切さを先生は知っています。そしてあらかた片付いたところで、「どうもありがとう。」と驚いて見せて、子ども達の「いいことをした。嬉しい。自分たちで・・・。」という気持ちを高めます。

ちょっとした機会を大切に。子ども達の成長の糧を見逃さず、その場に適した対応があるのですね。

b800DSC_1638