設計図 H25.6.27(木) (以前紹介できなかった記事です)
年長さんが楽しそうに砂遊びをしていました。砂遊びといっても、文化の砂遊びはちょっと違います。文化の砂遊びは園庭全体で出来るんです。(砂場は砂場としてありますが) 皆さんが大好きな遊びです。
年長さんになると、お友達と協力し合って大きなものを作ります。川や山を作り、トンネルを通して水を流したり・・・とダイナミックな遊びに発展するんです。
いつの間にか役割分担ができて・・・
「僕は川を掘るよ。」、「私はこの川と、こっちの川を繋げる。」、「一緒にトンネルを掘って、山に穴をあけよう!」、「僕は山をもっと高くする。」、「そっちから砂を持ってくるよ。」など、言葉を交わしながら進めていきます。
少し離れた所で数人の子ども達が、スコップで砂を掘っていました。
何をしていると思いますか?
今大勢の子達が作っているメインの「水郷地帯」から、支流の川を遠く作って水を引き、「第2の水郷」を作ろうとしているんです。
それで、まず数人の子で手早く浅く線を引いて設計図を描いていました。
そして、線を深く掘り下げようとする子達が表れて、自然と人数が多くなっていきます。
「あっ、面白そうだな。」っていう感じでしょうか。
そして支流域の水が流れ、雰囲気が出来あがってきました。こうなると支流域に参加する人数も増えてきます。サテライトといったところでしょうか。
それぞれの考えで、それぞれ協力しあって、それぞれの楽しさを味わいながら大きな地形ができました。造成したと言っても良いかもしれません。
番外編;泥団子を作って、水が流れ出てしまうのを堰き止めようとしている子もいますよ。
本当にそれぞれの楽しみ方、そして「気付き」があるものですね。
感心しました。