カブトムシ H25.7.12(金)

b260DSC_1826年長さんの教室で、カブトムシの幼虫を3匹飼っていたんです。先生が子供達に成虫になる様子を見せたいと、瓶に幼虫を1匹ずつ入れて飼育していました。(瓶に入れておくと、サナギの様子がガラス越しに観察できます) それがサナギになり、さらに今・・・脱皮して成虫になろうとしています。既にメスが2匹成虫になりましたが、夜中に脱皮したようで、脱皮する瞬間をみるのは今回が初めてです。しかもb260DSC_1834運よくオスです。サナギになった時に、雌雄が分かったので、名前を付けました。瓶の蓋に書いてありますが、かぶとくんと、りぼんちゃん、ことねちゃんです。

只今、かぶとくんがその雄姿を現しました。まだ外羽が白く、角の先には皮が残っています。

 

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子供達が食い入るようにその様子を観察していました。

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幼虫の時から観察していたので、カブトムシを友達のように思っている子も多く、
成虫になる様をワクワクまたはドキドキしながら見ていました。

 家でもカブトムシを沢山飼っているという男の子。

毎日同じクワガタをペットのようにして幼稚園に連れてくる女の子。

昆虫はちょっと苦手だけど、見たい気もするので遠目で……という女の子。

色々な子がいます。それぞれの楽しみ方でカブトムシの羽化を観察していました。

最後に残った小さな皮を脱ぐ為にモゾモゾ動いている「かぶとくん」の様子を見て、

「皮を取ってあげたほうがいいんじゃないの?」、「大事な所まで一緒にはがれちゃうからダメだよ。」、「自然が一番いいよ。」などと意見を交わしていました。

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本当に小さな命です。その小さな命の誕生、成長に目を輝かせ、頭を寄せ合って見ている姿が可愛らしく、素敵だなと思いました。

小さなカブトムシの脱皮を通して、子ども達の心にも小さな変化があったようでした。

※今回はカブトムシが土から出てしまいましたが、土の上でサナギになったり、土の中のサナギの部屋(蛹室)を壊してしまうと、羽が閉じなかったり、足や角が曲がってしまったりするので注意が必要です。そうなった場合は、土にサナギが入る穴を作り(壁を硬くしめる)、穴の上を紙等でフタをして薄く土をのせると良いです。(それでもダメな時もありますが、餌が食べられれば問題なく飼育できます)