鉄棒さかあがり H26.6.10(火)

b540DSC_0842体操の時間です。今日は初めての逆上がり。小学生でも逆上がりは難しいですよね。

体操の先生が、ポイントを教えています。

逆上がりの一般的な指導は・・・体をぐっと引き寄せて鉄棒から離れない。足を蹴り上げ、手が伸びないようにして鉄棒と体を寄せた状態で回る・・・という文章にすると何とも長たらしいですがね。

b540DSC_0843これをこのまま幼児に教えても、実際の動きとしてはできません。また、何度やってもできません。幼児には幼児にあった指導法が。

まずは友達と手をつないで引っ張り合います。どのくらい強い力が必要か、相手との引き合いで力の感覚をつかみます。また、こうすると子供は楽しくなって、これからの活動に対して意欲がでます。

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足を蹴り上げた後に手が伸びてしまうと、鉄棒から体が離れて逆上がりができません。

体を鉄棒から離さずに回転する。

これを幼児に分かりやすく説明するためには・・・

「ダンゴ虫のように丸くなって、ダンゴ虫になったまま回る。」

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完全に補助するのではなく、やらせてみて、その子にとってポイントとなる場所で一瞬だけ手を添えてやる。自分の力で、くるっと回った感触をつかむことができます。

ここですかさず、「あ~もうできてる。」、「くるって回ってるよ、そう!」、「そうダンゴ虫のまま、くるっと、出来た!」など声をかけると、子供は「出来た!よし、もっと頑張るぞ!」という気持を持つわけです。これを何度かやって、少しづつアドバイスを加えていきます。スモールステップです。

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お友達の様子を見て、隣の鉄棒を握って練習する子も。

何回かやっただけで、逆上がりの形になりました。一人で出来る子もいます。指導の方法、言葉の掛け方で、成果は変わる。先生も素晴らしいですが、それを実行できる子ども達も素晴らしいですね。

b540DSC_0853「出来た」という感触を持ったまま、次に縄跳びをしに園庭中央へ移動します。やる気まんまんの表情です。

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縄跳びは年中からやっていますから、かなり飛べる子もます。でも、数回で引っかかる子や、力が入りすぎの子も中にはいます。

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そこで、いったん集合して先生が話します。「縄跳びで大事なことは何ですか?」

「ジャンプ。」、「手をクリッ。」(手首を返すということ)と、子供達。

「そうです。でも、一番大切なことは、数を数える事。リズムをとって、い~ち、に~い、さ~ん、し~い、って数えることで何回も跳べるようになります。」

そして、上手にリズムをとって跳ぶ子にお手本で飛んでもらいました。隣で先生が手を叩きながら数えます。これで大事なことをつかめたようです。

どうでしょう。先ほどと比べて、みなさん跳び方が上手になりましたよ。

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先生の言葉は魔法の言葉ですね。

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