お父さんの絵 H26.6.17(火)
日曜日は父の日でしたね。ご家庭で何かされましたか?幼稚園では、保育参観に向けてお父さんの絵を描いています。
(写真は6日~13日にかけて撮影したもの)
他の絵を描く時と、子供達の様子がちょっと違います。とても真剣な表情で集中しています。大好きなお父さんに喜んでもらえるように一生懸命に描いているのでしょうね。
「お父さんとどんな遊びをしているか」、「お父さんが好きなもの」、「どんな服を着ているか」・・・色々なことを考えながら描いています。
子供たちが天真爛漫に遊んで笑っている姿も美しいですが、こういった姿も本当に美しいと思います。
こちらの女の子は、お父さんの絵を細かい所も気にしながら描いていました。
年長さんになるとリアリティも追及し始めます。だから、時折手を休めて考えるんです。
「え~っと・・・ここは・・・。」って感じです。
一つずつの動作や表情には、子ども達の心情が反映されます。
子供達を楽しませようと、ワッサワッサと心を掻き立てるような動きや言葉をかける場面があるとします。
確かにその瞬間は楽しいかもしれません。また、そういう事も必要です。でも、ず~っとそればかりでは、子供の情緒は安定しません。常に不安定な状態が続くわけです。一発勝負のイベント等では、参加者を短時間で沸かせて満足させなければいけません。一気にエキサイトさせるために、ワ~っとやるわけです。
大切なのは、発散と集中のメリハリをつけること。
その為には、グッと集中できる環境が必要となります。その環境の一つが人です。子ども同士の関係とそれを見守る先生との関係。お互いの相乗効果で環境は整います。どのような環境で育つかで子供たちの情緒は大きく変わるのです。