墨流し(大切なこと) H26.7.14(月)

年長さんが面白いことをしていましたよ。お友達も周りに集まってきました。

水に墨を浮かべて模様を作り、和紙を水面につけると墨の模様が転写されます。これを墨流しと言います。

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真っ白な和紙が一瞬で変わる。偶然が織りなす模様に、わ~ってタメ息のような声をあげる子ども達。

b700DSC_1419こうして出来た作品を乾かして、スケッチブックに貼ります。水墨画のようでしょ。竜神でも出てきそうですね。

b800DSC_1444もう1枚墨流しを作っていまして・・・その1枚は、というと・・・

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真剣な顔をして、集中していますね。何をしているのでしょう。何か糊を塗っていますね。

b540DSC_1422分かりました? 墨流しの団扇を作っているんですね。

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端の方までしっかり塗らないとね。 たっぷり均等に糊を塗ります。

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それで、墨流しの和紙を貼り付けます。ズレないように、そしてシワがよらないように、しっかりと貼り付けます。

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「こんなのできた!」、「見て~!」って見せに来てくれました。

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お~、綺麗ですね。団扇から風神雷神が出てきそうですよ。

 

b350DSC_1434さて、最後に団扇の形に沿って和紙を切りましょう。これが少し難しいです。

子ども達は、この「少し難しい」というのが好きです。お友達と一緒だと、特に張り切ります。ちょっと苦労したけど、頑張って完成させたという気持ちが達成感となり、作品に対する気持ちも深くなるのです。

b330DSC_1431また、「やりにくい」ということは工夫したり考えたりするようになります。「考え」、「工夫」したことは、良い経験となり、その経験を積み重ねて子ども達は成長発達していくのです。「ちょっと難しい」、「ちょっとやりにく」というのは大切なことと言えます。

ところで、皆さん本当にいい顔していますね。集中して物事に取り組んでいる・・・凛とした表情です。

思いっきり遊んだ後は、思いっきり集中する。(この前に水遊びで走り回っていました) このメリハリのある環境を用意してあげることも大切です。

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