墨流し(大切なこと) H26.7.14(月)
年長さんが面白いことをしていましたよ。お友達も周りに集まってきました。
水に墨を浮かべて模様を作り、和紙を水面につけると墨の模様が転写されます。これを墨流しと言います。
真っ白な和紙が一瞬で変わる。偶然が織りなす模様に、わ~ってタメ息のような声をあげる子ども達。
こうして出来た作品を乾かして、スケッチブックに貼ります。水墨画のようでしょ。竜神でも出てきそうですね。
もう1枚墨流しを作っていまして・・・その1枚は、というと・・・
真剣な顔をして、集中していますね。何をしているのでしょう。何か糊を塗っていますね。
端の方までしっかり塗らないとね。 たっぷり均等に糊を塗ります。
それで、墨流しの和紙を貼り付けます。ズレないように、そしてシワがよらないように、しっかりと貼り付けます。
「こんなのできた!」、「見て~!」って見せに来てくれました。
お~、綺麗ですね。団扇から風神雷神が出てきそうですよ。
さて、最後に団扇の形に沿って和紙を切りましょう。これが少し難しいです。
子ども達は、この「少し難しい」というのが好きです。お友達と一緒だと、特に張り切ります。ちょっと苦労したけど、頑張って完成させたという気持ちが達成感となり、作品に対する気持ちも深くなるのです。
また、「やりにくい」ということは工夫したり考えたりするようになります。「考え」、「工夫」したことは、良い経験となり、その経験を積み重ねて子ども達は成長発達していくのです。「ちょっと難しい」、「ちょっとやりにく」というのは大切なことと言えます。
ところで、皆さん本当にいい顔していますね。集中して物事に取り組んでいる・・・凛とした表情です。
思いっきり遊んだ後は、思いっきり集中する。(この前に水遊びで走り回っていました) このメリハリのある環境を用意してあげることも大切です。