年長さんの粘土 H27.7.3(金)
前回は年中さんが粘土で遊んでいる様子を紹介しました。今日は年長さんの様子を紹介しますね。
年中さんも上手でしたが、1年たつと作る物や装飾の付け方、思いつきも変わってきます。(写真は6月17日・7月2日撮影)
楽しそうでしょ。お友達と話したり、お友達のを見たりしながら遊んでいます。雨で外で遊べない日は、活動の合間などのちょっとした時間を使って自由に遊べるのが粘土の良いところ。
全体を見ると面白そうに遊んでいるなと思います。そして個々の遊びを見ると、驚くような発想、面白くて笑ってしまう発想、感心するような発想が沢山あります。それでは、それぞれのみなさんの粘土板をのぞいてみましょう。
こちらの男の子は、粘土板の上で水族館を作っていました。
展示プールに生き物がいるのはもちろんですが、受付のカウンターにパソコンまで作ってお客さんを待っています。
その隣では、ケーキを作っていました。感心したのは粘土ヘラの使い方。
どうです?どこかで見たことがあるような職人技でしょ。切って重ねて滑らす動きが・・・格好いい!
その隣でまた面白いことをしていました。
粘土ヘラを立てて(粘土の土台に差して)、そこにリングを沢山作って重ねています。
このリングが薄くて繊細で良い感じです。
でも・・・こんなに沢山指輪があったら嬉しいですよね。ね、お母さん!
その様子を見た回りの子達も、「面白いことやっているな~。」って、同じように作り始めましたよ。
これって、とても大事です。いいな、面白いなって思ったら真似して、自分で作る中から新しいアイディアが生まれてアレンジして、それをまた他の子が真似する・・・。こうして子ども達は影響し合って遊びを高めていきます。これが集団保育の良いところです。
その隣ではペンギンのプールを作っていました。大きな大きな水槽です。
水槽の枠を作ることはよくありますが(粘土板の青を水に見たて)、広い水面を粘土を伸ばして作るのは珍しいです。水面が波打っているように見えますね。
このペンギンちゃんを泳がせるそうです。
「もう1匹作るかも。」って言っていました。ぜひ仲間を増やして下さいね。
こちらはケーキ屋さん。女の子もいますよ。お客さんかな?店員さんかな?
他の子も興味を持って見に来ました。これはねって、説明しています。
こちらはお部屋を作っている途中でした。
ベッドに布団をかけて、中で寝ているのは誰かな?大きな耳の兎さん?
布団をめくって見せてくれました。可愛いですね。
やはり女の子は、ケーキやお菓子、お部屋なんかが好きですね。ホットケーキにピザとポット、そしてなぜかギョウザです。面白いでしょ。
なんだか楽しそうにパチパチしていました。何?
しかもどこかで見たことがあるような・・・。
最新型?
やはり男の子は機械モノが好きなようです。
ここからは隣のクラス。(7月2日です)
「何作ってるの?」って聞いたら、「アナと雪の女王!」ですって。周りにあるのは雪の結晶かな?
可愛いし綺麗ですね。
こちらはお部屋です。家具が沢山そろっています。
テーブル、TV、ソファー。そして何と言ってもふかふかのベッド!細工が見えますか?寝心地良さそうでしょ。
「先生見て~!」って呼ばれて行くと・・・「リモコン!」って言いながらボタンをカチャカチャ押してくれました。
すると周りにいた子が「僕達もあるよ!」って見せてくれました。3人で一緒に作ったんですって。
ちょっとした時間でできる粘土遊びですが、そこには面白いアイディアが沢山詰っていました。
この発想力は、こうした日常の何気ない遊びを通して発達していきます。そして、それは大きな宝物となりますよ。