もう一つの砂遊び H28.9.29(木)(以前紹介できなかった記事です)
前回は子ども達が、大きな山を作っている様子を紹介しました。ダイナミックで楽しそうでしたね。
もちろん、園庭に出ている全ての子が同じ山で遊んでいる訳ではありません。川に水を流したり、中州を作ってみたり、泥団子を作ったりと、それぞれに楽しく、やりたい遊びをしています。
同じ日の園庭で、面白いことをしている二人の男の子がいました。
一人は砂掬い、もう一人はスコップと熊手を持っています。何をしているのかな?
「何しているの?」って聞いたら、「工事現場で作業中。」っていう答え。
砂掬いはブルドーザーだそうで、真ん中に開けた穴を埋める工事です。埋める時は白い砂でないダメだそうで。
「もう半分くらい埋まったんだ。」、「急がないと、工事が間に合わないからね。」
この男の子は、片手にスコップと熊手を持って・・・あ~、ダンプカーなんですね。
ザ~っとね、クシの間を砂が通って落ちます。よくこういった面白いことを思いつきますね。
「工事を急がないと。」って言っていましたが、本当に降園時間が近づいてきたようです。みなさん、道具を片づけて下駄箱に向かいます。
そんな中、虹の滑り台の穴の中で、せっせと何かをしている子がいます。
「お片付けの時間ですよ。」っていうと、
「もう少し待って。今掃除をしているから。」ですって。砂掬いとスコップを使って??
あ~、ホウキとチリトリですね・・・これは。手つきがまた上手い!チリトリを少しずつ下げながら、砂を集めていますよ。
「ありがとう。綺麗になったね。」っていうと嬉しそうに道具を・・・いや、ホウキとチリトリを片付けにいきました。
身近にあるものを、実生活に登場する場面や道具に見立てて遊べるのも子ども達の素晴らしいところです。場面を設定して、どんどん物語を作っていきますから。大人は一生懸命に本物を手に入れようとしますがね、子ども達の頭の中には本物が描かれているんですよ。