あえて跳びにくく 2017 .5.16(火)(以前に紹介できなかった記事です)

年長さんが体操でハードルをしていました。2個のハードルを順に跳んでいきます。

年長さんになると、跳び方も力強いです。

次にハードルの数を倍の4個にしました。まずは女の子チームから。

こういうのって、子ども達は燃えます!

次に男の子チーム。

「数が増えた!」喜んで跳んでいます。

 

さあ、次は更に倍の8個です。「え~、8個も?」って、更に盛り上がっています。

女の子チームから。みなさん上手です。

 

次に男の子チーム。スピードがあります。

 

ハードルの数を増やして距離を長くしたときには、子ども達は喜びます。「わ~、ナガ~イ!」って。

実はこの時、先生はハードルの間隔を狭くして、跳びにくいようにしています。

これは、一つ一つのハードルを確実に、足を上げてまたぐように考えてのことです。

ハードルに慣れると、ハードルへの意識が低くなり、多く倒したり、後半のハードルを軽く流して跳んだりしまったりします。

スピードを抑えたとしても、一つ一つ確実に跳んでいくことが大切です。

これは、縄跳びの走り跳びにも影響します。ハードルをまたぐ動作と縄をまたぐ動作・・・ハードルを倒す跳び方だと、走り跳びも引っ掛けやすいのです。

 

女の子は、慎重に一つ一つ跳んでいく子が多いのに対して、男の子は勢いで流して(スピード重視で)跳ぶ子が多かったので、ハードルも多く倒れました。

女の子の跳び方をお手本にして、一つ一つのハードルを足を上げて跳びましょう。と先生がアドバイスをして2回目です。

女の子チームも、改めて一つずつ意識をして跳んでいます。

男の子チームは、先生のアドバイスを受けて跳び方が変わりました。

一つ一つのハードルを大事に。

男の子も、ほぼ倒さずに跳べました。

意識させることの大切さ、何を大切にするか、何を楽しいとさせるか・・・先生の言葉がけで変わります。

しかし、本当に跳びにくいのです・・・この間隔が。

あえての跳び難さ、そこがミソでした。