文化たより2008年度1学期
文化たより
幼稚園には楽しいことがいっぱい!子ども達の笑顔って本当に素敵ですよね。
このページで、その様子を少しでもお知らせできたらと思います。
1学期
「泥んこ遊び その後で 続編」 H20.7.16(水)~17日(木)
子供たちが、先日作った船(11日文化だより)を持って園庭にやって来ました。
早速、船を浮かべるための川や池、そして山を作り始めます。まるで、打ち合わせをしていたかのように(設計図は描いていましたが)・・・トンネルを掘る子、川幅を拡げる子、堤防を作る子、水を流し込む子、土砂が溜まって水が流れない所を掘り下げる子・・・それぞれの持ち場があるかのように手際よく、あっという間に水郷地帯が出現しました。
「そろそろ船を持ってきてもいいかな・・・」、「よし、入れよう!」 一斉に船を取りに走り、ドキドキしながらの着水です。
ところが、「あれっ?おかしいな、沈んじゃう・・・。」 思ったように船が浮かびません。船の隙間や、切り込みから水が入ってしまい、どの船も沈んでしまいました。
給食の後、みんなで、次の船作りについて話し合いました。 その結果、
1.水が入らないようにする
2.船を小さくする
3.船を軽くする
この3点に注意して、船を作り直すことに。そして、今度は、とても機能的でスタイリッシュな船が出来上がりました。
翌日は、朝一番で園庭へ。昨日と同じように、どんどん川や湖を作ります。
そして、待ちに待った船の着水です。結果は、どうだったでしょう?
どの船も見事に浮かびました。悠々と水の流れに浮かぶのを見て、子供たちも満足げです。昨日の失敗から多くを学んだ子供たち。そんな子供たちがとても大きく見えました。そして、船は流れに流れて、年中さんたちが遊んでいるところへ。
「年長さんは、船を作るのが上手だね。」と言いながら、憧れをもって船遊びに加わる年中さんたちの姿がありました。
「カレーバスケット」 H20.7.15(水) (11日の番外編です)
今日の給食は、みんなが大好きなカレーでした。このカレー、いわゆる子供用の甘いカレーではなく、しっかりした味で、大人が食べても美味しいんです。もちろん辛くはありません。そして、カレーのときのデザートはリンゴジュース。これを飲むのも楽しみの一つなんです。
そんなご機嫌な昼食を終えた頃、先生が何かを取り出しましたよ。お手製の鍋に、絵に描いたカレーの材料を、歌と手遊びをしながら入れていきます。歌が終わると、カレーの出来上がり!みんな大喜びです。
そして、次にカレーバスケットというゲームをしました。子供たちの首からは、肉やジャガイモ等のカレーの具が描いてあるペンダントがかかっています。椅子を丸く並べて座り、鬼は真ん中に立ちます。鬼が例えば「にく」と言ったら、「にく」の子達は椅子から立って他の椅子に、鬼はそのすきに空いている椅子に座ろうとします。座れなかった子が次の鬼になるというゲームです。(フルーツバスケットというゲームが有名ですが、フルーツバスケットの果物をカレーの具に置き換えたものです。)
はじめは、ルールを把握しきれずに、自分の具を呼ばれているのに、席を立たなかったり、違う具のときに、席を立ってしまったり。でも、数回繰り返すと、目にもとまらぬ速さで椅子から椅子へと移動するようになりました。鬼も負けじと空いている椅子へ滑り込みます。白熱した試合、いやゲームに、子供たちも大興奮!カレーの日の楽しみがまた一つ増えました。
「泥んこ遊び その後で…」 H20.7.11(金)
子供たちは、泥んこ遊びが大好きです。大きな山や川、池を作って毎日遊んでいますが、その楽しさは、教室に戻ってからも続いているようです。
子供たちが、机に集まって熱心に何かを作っています。牛乳パックや紙皿、ストローなどを使って、船を造っているようです。
「泥んこ遊びの川に浮かべる船だよ。」と、おしえてくれました。紙皿をドーナッツ形に切って帆にしたり、旗をつけたり、牛乳パックをつなぎ合わせて長いタンカーのような船、どの船も個性的で面白い形をしています。
今日の泥んこ遊びで、川に木の橋を架けようとしたのですが、洪水で流されてしまい、「そうだ、お水がたくさん流れても大丈夫な船を作ればいいんだ。」、「川に船をはしらせよう!」という話になったそうです。
一方、違う机では、大きな紙に絵を描いています。実はこれ、山や川を作るときの設計図だそうです。お友達が船を作り始めたときに、
「私たちは船のために、川とか山の設計図を作ろう。」ということで、今度の泥んこ遊びに向けて、設計図を描いているのです。 山のトンネルを川が通って、池に流れこみます。池には、船が浮かんでいます。こんなに立派な設計図ができて、今度の泥んこ遊びも楽しみですね。
そして、山のてっぺんに立てる旗を作っているお友達もいました。三角の旗や四角の旗に素敵な絵を描いてくれましたよ。子供達が、それぞれ自分のアイディアで、自分のやり方で、泥んこ遊びを教室に持ち込んで、遊んでいるんですね。
「水に浮かぶか実験してみたいな。」
「バケツに水を入れて、浮かべてみようよ。」
進水式は、見事成功! 歓声がわきます。
なかには、うまく浮かばない船もありましたが、どこがいけないのか考えて改良します。
泥んこ遊びから、こんなにも遊びが発展するなんて、子供たちのアイディアって本当に素晴らしいですね。まさに遊びの天才です。
「ムシムシ ワンダーランド」 H20.7.9(水)
ムシの季節です。幼稚園にも色々な虫がやってきます。やって来るというのは、子供たちが持ってくるということです。カブト虫やカタツムリ、鈴虫にカマキリ、オタマジャクシやカニなど、毎日色々な生き物を持ってきてくれます。
年中さんのお友達二人が、年長さんのお部屋で、飼育ケースの中を観察しています。ケースの中には、キアゲハの幼虫とカブト虫がいました。アゲハチョウの幼虫は時々見かけますが、キアゲハの幼虫はとても珍しいので、子供たちも興味津々です。鮮やかな黄緑色で、大きめの体。
「触ると弱っちゃうから、茎のところを持つんだよ。」と言いながら、年長さんがケースから出してくれました。小さな虫に対しても優しいですね。男の子が得意げに虫を持つと、女の子が「見せて!」と集まってきます。女の子は、興味はありますが、自分ではなかなか持てないようです。
小さなお客さんに囲まれて、夏の幼稚園は、ますます賑やかになっていきます。
クワガタは、翌日の10日に年中さんが持ってきてくれました。 折角なので、画像を追加しました。
「七夕」 H20.7.7(月)
今日は、七夕ですね。幼稚園では、先生方が七夕の劇を子供たちに見せてくれました。
ステージのカーテンが開くと、先生が衣装を着て現れました。「わー!」という歓声があがり、みんな大喜びです。「先生の織姫、きれい…」、「彦星かっこいい!」と、劇の間も声援がとびます。そして、織姫と彦星の間に天の川がサッと出ると、「わー、すごい!」とまたまた大興奮。最後は、みんなで七夕さまの歌を歌いました。優しい声で、とても素敵な歌でしたよ。
ところで、年長さんは、先日プラネタリウムに行きましたが(文化たより7月2日)、お母様方から、「星に興味をもったみたいで、あれから毎晩空を見ているんです。」、「雨の日でも、外に出て見てみるって言うんです。」という話をききます。
今日の七夕をきっかけにして、また子供たちが星や七夕の話に興味をもってくれればと思います。
(残念ながら、今日の天の川は見えそうもありませんが、たとえ雨の日でもカササギという鳥が、天の川に橋を渡して織姫と彦星を会わせてくれるのだそうです。)
「恐竜の化石発見!」 H20.7.4(金)
年長さんのお部屋で、数人の男の子が本を囲んで何やら話しています。
「これかな~?」、「違うよ、こっちだよ。」
そして、手には何やら白くて小さなものが…
「先生、これね、幼稚園のお庭で見つけたんだよ!牙だよ!」と目を輝かせながらおしえてくれました。白くて細い石のように見えますが、図鑑でどの動物の牙なのか調べているようです。
「サイの角が割れたやつかも…」、「アザラシかもしれないね。」、「象の牙だよ、やっぱり。」、「でも、この本の象は小さいけど、本物はもっと大きいよ。かけらかもしれないけど。」
「分かった!やっぱり恐竜の骨だよ、絶対に。」
ここから急に小声になって、
「幼稚園の場所には、昔恐竜が住んでいたってこと。恐竜が死んで、骨になって、ずーっと時間がたって、そこに幼稚園ができたんだよ。」
みんなにんまりして、顔を見合わせます。大変な秘密、そして発見をしてしまったようです。
白熱した議論は、「恐竜の骨」ということで決着しました。
実際には園庭で拾ったときに、「それが何なのか」で、かなりの議論があり、「お部屋の本で調べよう。」ということになったそうです。
園庭で拾った小さな白い石。そこから想像は大きく膨らみ、本を調べて、それぞの仮説をたて、議論をして結論をだす。小さな学者さんが、大きな発見をした日の出来事でした。
「プラネタリウム」 H20.7.2(水)
7月7日は七夕ですが、年長さんは少し早く、天の川を見に行きました。そう、今日は、楽しみにしていたプラネタリウム見学の日です。バスの中からみんなワクワク。七夕の歌を歌ったり、織姫さんと彦星さんのお話をしたりして、気分はすでに七夕モードです。
プラネタリウムホールに着くと、まずはエントランスホールで、館内での注意事項を聞きました。
「大きな声を出したり、走ったりしないで下さい。」みんなしっかりと、お話をきいています。
そして、いよいよドームの中へ。「わー、きれい・・・」立派なドームにみんなびっくり。リクライニングシートに座って天井を眺めると、館内が徐々に暗くなっていきます。
説明員のお兄さんが、「今日は星が2万5千個出てきますよ。」と言うと、「えー、2万5千個も?本当?」と驚きの声…。
満天の星空を眺めながら、天の川や七夕の話、そして、夏の星座の話を聞きました。「この星を結んだ、この線は、何の形に見えますか?」の問いかけに、「掃除機!」と元気に答えてくれたお友達がいました。「本当に掃除機に見えますね。でも、これはサソリ座っていいますよ。」
確かに、サソリよりも掃除機によく似ています。星空のキャンパスに、星座をたくさん描いた昔の人の想像力も大したものですが、子供たちの想像力は、それ以上かもしれません。
「アリのマンション」 H20.7.1(火)
今日は、年中さんが面白いものを作っていました。砂で作った山に葉っぱを沢山差しています。デコレーションケーキにでも見立てているのかなと思い声を掛けました。すると、「これはね、アリのマンションなの。」、「お部屋が沢山あるんだよ。」と子供たち。見ると、細長い枝を注意深く山にさしています。これで、アリの巣穴を山の中に作っているんです。枝を抜くと、穴が崩れてしまい、なかなか上手くいきません。枝を入れる角度を変えたり、山を固め直したりしながら、慎重にアリのマンションを建設していきます。
「ここにアリを入れたいんだ!」、「ねー、僕、アリ捕まえてくる。」
おやおや、本当にアリのマンションになるようです。素晴らしい発想ですね。葉っぱの飾りもついているし、素敵なマンションですものね。アリも気に入ってくれるでしょう。
その時です、後ろで遊んでいた年少さんのお友達から「わーい」と歓声があがりました。英語の先生が、一緒にお砂遊びをしてくれています。腕によりをかけて、泥団子を先生にプレゼント。みんな大喜びです。
また、一緒に遊ぼうね!
「さようなら、元気でね」 H20.6.30(月)
先日、とても素敵な出来事があったのですが、当日お伝えできなかったので、遅ればせながらご紹介したいと思います。
年少さんのとまと組では、アゲハ蝶の幼虫を飼っていました。5月初めに先生が、まだ黒くて小さな幼虫を見つけて、幼稚園に持ってきました。みんな大喜びです。名前は、とまと組の「とっちゃん」になりました。葉っぱをあげて、お世話をしているうちに、だんだん大きくなって、黒から緑色に変わりました。そして、大きくなるにつれて、食べる量も増えていきます。どんどん食べて、どんどん大きくなるので、お世話のし甲斐もあるというものです。
ところが、ある日カチカチの変な形になってしまいました。この劇的な変化には、子供たちもビックリ。
「いつ、ちょうちょになるんだろう??」、「どんなふうに、でてくるんだろう?」みんなアゲハのことが気になって、仕方がありまん。
しかし、子供たちの期待をよそにに、サナギはちっとも蝶になる気配を見せません。
「先生、本当にちょうちょになるの?」 先生は優しく、「なりますよ、きっと。早く見たいね。」と答えます。
数日後、子供たちの期待に後押しされたのか、サナギの殻をやぶった蝶が、静かに羽を乾かしているのを発見!
「ヤッター!ちょうちょだ!ちょうちょだ!」
「きれい」、「大きい」 よーく観察した後に、園庭にでて、アゲハ蝶を逃がすことにしました。ふたを開けましたが、なかなか飛ぼうとしません。「なんで飛ばないんだろう・・・」と言ったその時です、フワフワっと舞い上がると、歓声をあげる子供たちの上を3回まわって、木の向こう側へと飛んでいきました。それは、まるで、子供たちにさようならを言っているかのようでした。
年少さんが幼稚園に入った頃に、教室にやって来た小さな幼虫です。みんで、お世話をした幼虫が、綺麗なアゲハ蝶になって巣立っていった日の出来事でした。
(今でも、アゲハ蝶が飛んでいるのを見ると、「あれっ、とっちゃんが来たよ!」、「遊びに来たんだ!」と、みんな大喜びします。とっちゃんとの思い出は、みんなの心にしっかりと根付いているようです。)
「怖くないよ、むしろ楽しかった避難訓練」 H20.6.27(金)
今日は避難訓練がありました。地震の後、火事が発生という設定で行いました。「地震です、机の下にかくれて下さい」の放送に、みんな一斉に机の下へ。
「カメさんみたいに、手も足も引っ込めて、机から頭やおしりが出ていないかな」
かくれんぼをしているみたいで少し嬉しそうです。笑いをこらえている子もいます。
次に、防災頭巾をかぶります。そして、口にハンカチをあてて、園庭へ避難します。その姿は、雪んこみたいで、とても可愛らしいですよ。年長さんは、避難用滑り台を降りて、園庭に避難します。この大きな滑り台を降りるのもなんとなく、ワクワクして嬉しそうです。でも、みんなお約束をしっかり守って、お話をしないで静かに、慌てず、すばやく避難することが出来ました。今日の避難訓練100点満点!
「うめぼし」 H20.6.26(木)
今日の給食のメニューは、「梅干ごま塩ご飯・白身魚フライ・ビーフソテー・ミニトマト・ごぼうの味噌マヨネーズサラダ・ロールキャベツお花型にんじん添え・ルビーグレープフルーツ」でした。
私の記憶では、梅干しがご飯の上にのっている給食は、初めてだと思います。どうかなと思いましたが、珍しいので好きな子も、嫌いな子も喜んでいました。ゴマかけご飯の真ん中に、梅干しがチョンとのっている姿は、確かに可愛らしいものですね。
初めに梅干しを食べて、「梅干し美味しい!僕、食べられるんだ!」と自慢げな子。 「私、すっぱいから嫌いなの。」と端の方によける子。「先生、僕の梅干し小さいよ、見て!」と言われて見てみると、種をご飯の上に戻してニコニコ笑っています。
話題も、すっぱい食べ物、辛い食べ物の話で盛り上がりました。
「すっぱい食べ物って何がある?」、「もずく」、「レモン」、「ジュース」、「えっジュースは甘いでしょ」、「辛いジュースもあるよ」、「あー、辛いやつね」
「じゃー、辛い食べ物って何がある?」、「からし」、「わさび」、「明太子」、「僕、辛子明太子食べられるよ」、「しょうが」、「しょうがないなー」(シャレです)
梅干し一つで、これだけ盛り上がれるのなら、食べられない子がいても良いかなと思いました。とても楽しい給食の時間でした。(年中、菊組にて)
「もうひとつの紫陽花」 H20.6.25(水)
18日の文化たよりでお伝えしましたが、園庭では紫陽花がきれいに咲いています。そして、子供達は、折り紙と色画用紙を使ってスケッチブックに紫陽花の花を制作しています。みんな自分だけの特別な紫陽花を作っていました。
よほど紫陽花制作が楽しかったようで、早く出来た女の子が、「先生、お絵描き帳に紫陽花、描いてもいい?」ときいてきました。そして、クレパスでとっても綺麗な紫陽花を描き始めました。みんなで制作をした後、自分のアイディアでその制作を継続、または応用して、また違う作品を作り出すなんて、本当に素晴らしいことだと思います。それも、「制作楽しかった!もっとやりたい!今度はちょっと違うものを作りたい!」という思いが原動力になるんです。「楽しいこと」が何よりも大切なんですね。
「僕たち!私たち! 文化飛行隊!!」 H20.6.24(火)
日曜日の保育参観では、お忙しい中をご来園頂きまして有難うございました。お父さん、お母さんに来てもらって、子供達よほど嬉しかったらしく、今朝は、その話題でもちきりでした。また、昨日は振替で幼稚園がお休みだったので、遊園地や水族館に遊びに行ったお友達も多かったようで、「平日だったから空いていたよ。」「乗り物たくさん乗れたんだ!」なんてお話ししてくれました。
さて、保育参観の興奮も覚めやらぬ中、今日の年長さんは、跳び箱に燃えました。体操の先生が、踏切板を使って踏込みの基礎から教えてくれます。まずは跳び箱に手をついて、踏切板の上で三回ピョンピョンピョン、そして飛び越えます。この踏切板での踏込みが、しっかり出来ていないと、跳び箱は飛べません。基礎が大事なんです。これさえ出来れば、あとは勇気とヤル気と思い切りで、ドンドン跳べるようになります。
助走をつけ、段数を3段から4段へ、4段から5 段へと増やしてレベルアップしていきます。それに伴い、子供達のヤル気もメラメラと燃え、助走の構えの顔は一流のアスリートの顔つきで、真剣そのもの。 そして、順番を待っている子供たちも、体操座りも格好よく、お友達が跳んでいるのを真剣に見つめています。次から次へと跳んでいく、いや飛んでいく様は、まるで飛行隊のようでした。まだまだ余裕があって、記録は伸びそうです。
今日は、跳び箱を横に配置しましたが、これから縦に配置したり、さらに段数をあげたりすると、飛行隊のヤル気も更にメラメラと燃えることでしょう。
名づけて 文化飛行隊!! どんどん行くぞ!
「内科検診」 H20.6.19(木)
今日は、園医さんに幼稚園にお越しいただいて、内科検診をして頂きました。年少さん、歯科検診は経験しているものの(6月5日文化たより)、それとは、少し違う雰囲気にやはり緊張気味。聴診器を胸にあてられている間、先生の顔をじーっと見つめて目を離しません。この人は痛いことしないか、注射なんてしないか 見極めているかのようです。その様子が本当に可愛らしいんです。 最後に園医さんから「はい、いいですよ。」と言われると、ほっとしたように「ありがとうございました!」と元気よくご挨拶。
クラスのお友達みんなが終わって教室に戻るときには、「ちっとも怖くなかったよ」と手を振ってくれました。(写真) みなさん、本当に格好良かったですよ。
「紫陽花」 H20.6.18(水)
今園庭では紫陽花がとても綺麗に咲いています。紫陽花の花の前で、子供たちが自分の手の大きさと花の大きさを比べていました。
「私の手より大きいよ」、「僕の顔よりも大きい!」、「ハハハ、本当だ!」
そして、「こっちのは赤、それから青。先生あっちには紫色のアジサイがあるんだよ!」って教えてくれたお友達もいました。
すると、「何で、いろんな色があるんだろう?」っていい質問がでました。
(それは、確か土壌が酸性かアルカリ性かで色が変わるんだったなぁ。小学校の時、理科の実験でやったなぁ。でも、園庭の土は同じ土壌なのに、なんで隣り合った紫陽花の色が違うんだろう・・・あれっ、おかしいぞ・・・とブツブツ考えていると)
「分かった!いろんな色がある方が綺麗だからだよ。楽しいもん。」と、子供達の中からご名答。
そんな素敵な答え、思いもつきませんでした。完敗です。
「交通安全 表彰式」 H20.6.17(火)
今日の話題は、交通安全です。日頃の交通安全への取組と地域への貢献、そして幼稚園バスの安全運行に対して、町田警察署から表彰されました。本日、町田市民フォーラムで表彰式があり、表彰状を頂いてきました。大変名誉なことで嬉しく思います。これも、運転手さんや先生方と、何よりも保護者の皆様のご協力によるものと感謝しております。ありがとうございました。
明日は早速、交通安全の紙芝居を読んでみたいと思います。子供たちが、楽しく交通安全について学べるように、そして安全に楽しく過ごせるように。
「えだまめ」 H20.6.16(月)
本日、年少さんのお母様から、枝豆の苗を沢山いただきました。早速、年少さんみんなで植え付けをしました。「みんな、枝豆すきかな?」ときくと、「すきー!」、「お父さんもすきだよ!」、「皮は食べちゃいけないんだよ」と子どもたち。「そうだね、みんなが大好きな枝豆の苗を、これから植えますよ。枝豆ができたら食べようね。」
小さな手で、小さな苗を植え付けます。「優しく持たないと、折れちゃうからね。優しくね。」というと、慎重に慎重に苗を持ってくれます。「土のお布団をかけてね、優しく優しくトントントン。大きくなーれ大きなーれ。」
その様子があまりにも可愛らしくて、見ているほうも自然と笑顔になります。
早く大きくなって、たーくさん、枝豆がなるといいですね。
「水族館」 H20.6.13(金)
年長さんのお部屋に入ると、「先生、水族館作ってるんだよ!」と子供たちに声を掛けられました。「えー、どこどこ見せて」と近づいてみると、4人のお友達が粘土で大作を作っていました。
粘土板と粘土板をくっつけて、お友達同士で水族館を作っているんです。「ここは、廊下」、「これは柵、お客さんは、ここからは入れないよ」「僕は、サメを作るよ。」、「餌も作らなくちゃ。」、「私は大きな貝を作ったの。蓋が動くよ!」
粘土板と粘土板は、橋で繋がっています。「お客さんは、この橋を渡ってサメのコーナーに行くんだ。」、「この水槽の窓からのぞくんだよ。」、「ここに沢山いるのは、魚を見ているお客さんなの。」大きなサメの手前には、小さなお客さんがたくさんいます。そして、「ほらこれが、お客さんの顔だよ」と言って見せてくれたのが、右の写真です。子供の小指の先より小さな顔に目と口がしっかりと掘ってありました。まさに職人技です。
また、同じように数人で動物園を作っている子供たちもいました。さすが年長さん、粘土遊びも高度になりますね。一つのテーマに基づいてお友達どうし共同して、粘土遊びができるなんて素晴らしいと思います。
「それは携帯ストラップ」 H20.6.12(木)
今日は一日雨です。外遊びができないので、屋内で遊んでいます。
遊びといえば、時代とともに子供の遊びも変化しますが、粘土遊びは、今も昔も子供たちが大好きな遊びの一つです。可愛い飾りのついたケーキやクッキー、格好いいロボットや恐竜は、やはり人気があります。
「何を作っているの?」と尋ねると、「携帯ストラップ!」と嬉しそうに答えてくれました。 携帯電話には沢山ストラップがついていますし、ジュースやお菓子のオマケにも携帯ストラップがついてきます。子供たちにとって、携帯電話も携帯ストラップも本当に身近なものなんですね。粘土遊びは不変のものですが、それで何を作るかは時代の影響を受けて変化するのですね。
「土木建設 只今作業中!」 H20.6.11(水)
今日は曇り空ですが、雨の日とは大違い。みんな元気に外で遊んでいます。
年長さんが面白いことを始めました。砂で山を幾つも作っています。ほぼ直線状に7個、少しずつ離れて、まるで火山帯のようです。子供たちから、「山と山を川でつなごう!」というアイディアが出ました。
「それは面白い!」と今度は山のトンネルから川を掘って、山と山をつなげます。色々な意見を出し合いながら、まるで土木建設のように次から次へと形作っていきます。
そこへ水を流して川が出現すると、盛り上がりは最高潮に・・・
この様子に興味を持った年少さんが、集まってきました。「年長さんの砂遊びって格好いい!」「一緒にやりた~い!!」そして、建設作業に加わり始めました。年長さんの作業風景に触発されて、年少さんも川をほり、二俣川を作ります。(下左)
水をドンドン流して豪快な風景になってきました。しかし、ここで川が決壊。そこで、今度は堤防を川の両側に急いで作ります。
早く早く!!ここに、堤作り職人が誕生しました。泥だんごを、いい具合に重ねて手際よく堤を作っていきます。そのまなざしは真剣そのものです。あっという間に立派な堤防の出来上がりです。(下写真:堤防の丸みを帯びた質感が写真で表現できず残念です・・・)
年長さんが教室に戻った後は、残った年少さんで、思う存分遊びました。「年長さんの大きさ」を感じたようです。(下写真)
みな口々に「またやろうね!」「今度はもっと大きなのを作るぞ!」と、意気込んでいました。 もうすぐ本格的な泥んこ遊びが始まりますよ・・・
「ナスカの地上絵」 H20.6.10(火)
と思ったのは、年中さんの男の子がクマデでかいた幾何学模様でした。(右)
2階からふと園庭を見下ろすと、壮大な地上絵が見えました。その先には、一人黙々とクマデを使う孤高の芸術家の姿が・・・・これは面白いと思い、近寄って声を掛けようとしましたが、思いとどまりました。私が居るのにも気付かずに黙々と遊んでいる姿は、尊い宝石のように見えました。
大人は、一人遊びをしている子に対して、遊びの輪の中に入れようとしたり、その遊びに介入してしまうことがあります。しかし、その遊びが子どもにとって何なのかを見極めることが大切です。崇高なる一人遊びは、やがて彼が作り上げたものに興味をもったお友達があつまり、自然に共作へと発展していきました。(下)
「キュウリって痛い!」 H20.6.9(月)
またまた、キュウリの話題です。
年少さんが、大きなジョウロを重たそうに持って、キュウリやトマトに水をあげていました。(下左写真)「は~やく、美味しいトマトにな~れ!」
そこへ、野菜に興味を持った年中さんがやって来て、
「だいぶ大きくなってきたな・・・」
「ああ!ナスの花は紫だからナスは紫なんだよ、きっと。」(ん~、大発見!!)
「でもキュウリの花は黄色だけど、キュウリは緑色だよ!」(おっと、反論がでた)
「トマトは、赤いけど、花は黄色だね・・・」(小さな科学者達の議論は続きます)
その時、「いてー!!」と言って、手をひっこめた男の子がいました。小さなキュウリの表面はトゲが沢山。それを握ったようです。(下右写真)
「キュウリってトゲトゲが沢山あるよね」と私が言うと、無言でうなづきながら、おしりで手をふきふきしています。かなり驚いたようです。でも、これって大切な経験ですよね。スーパーで売っているツルツル・ピカピカのきゅうりにはない、トゲの痛さ。キュウリって本当はトゲがあるんだと学んだ瞬間が、ここにありました。
「きゅうり」 H20.6.6(金)
5月は雨続きで、例年より20日も早く梅雨入りしてしまいました。
例年、子供たちが、園庭のきゅうりやトマト等の苗に水をあげて、成長を観察し、収穫して食べるのですが、今年は雨続きで水をあげる間もなく、きゅうりがドンドン成長。大人の二の腕くらいの大きな実をつけてしまいました。
「早く食べたーい!」という子供たちのリクエストにお答えして、年少さんの桃組の子供たちにきゅうりを収穫してもらいました。
「こんなに大きなきゅうり見たことないよ!」「重たくて落としそう・・・」戸惑いと興奮の中、ハサミを入れます。パチッ
それを見ていた兎組の子が「僕も僕も!!」
また大きな実を沢山つけてくれるので、ちょっと待ってて下さいね。今度兎組のお友達にも収穫してもらいますよ。
さて、給食の時間です。スティックきゅうりにして、桃組の皆さんで食べました。「幼稚園でとれたきゅうり!」、「おいしいね」、
「おかわり!!」、「先生のお皿にあるの全部食べたい!」と大盛り上がりです。
7本食べた子もいて、沢山あったきゅうりがあっという間に売り切れてしまいました。なかには、家ではきゅうりを食べない子もいたようで、これを機に野菜好きになってくれればと思います。まさに食育ですね。
「歯科検診」 H20.6.5(木)
今日は歯科検診の日です。歯医者さんが幼稚園にきて、子供達の歯の健康を見て下さいました。
ちょっぴり心配そうに首を伸ばして、検診しているお友達の様子を見ている年長さん、年中さん。それでも、自分の番が来ると「お願いします。」「ありがとうございます。」と格好よくご挨拶。終わって席に戻るときには、意気揚々と帰ってきます。
でも年少さんは、かなり不安そうにしている子も多いです。初めての経験にドキドキ。「教室で先生が、歯をみるだけだから、痛くないし、すぐに終わるって言ってたけど本当かな~。」 ところが、歯医者さんの白衣をみて、不安が確信となって尻ごみする子も。でも、歯医者さんって、みんなの先生みたいに、とーっても優しいんです。歯医者さんと助手の先生が優しい声で、「お口あ~んしてね」というと、安心したように、大きな口をあけてくれます。そして、席に戻るときには、「ありがとうございました!」と言って自信満々に帰ってきます。 「僕ね、ちっともこわくなかったよ!!」また一つ、お兄さんになったみたいですね。