文化たより2009年度3学期
文化たより
幼稚園には楽しいことがいっぱい!子ども達の笑顔って本当に素敵ですよね。
このページで、その様子を少しでもお知らせできたらと思います。
3学期
今年度の文化たよりも今日でおしまいです。1年間のご愛読ありがとうございました。また来年度も楽しいページにしたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。
「卒園式~終業式」 H22.3.18(木)~19(金) 晴れ
18日の卒園式、皆さん本当に立派でした。入園した頃のことを最近の事のように思い出します。大きめの制服、鞄も大きく見えました。幼稚園で色々な経験をして、逞しく立派に成長しましたね。小学校でも活躍してくれるでしょう。頑張って下さい。
そして本日19日は終業式。昨日年長さんが卒園したので、今日の幼稚園は少し寂しかったですね。通園バスでは、年長さんの席に年中さんが座りました。
「今日はね、年中さんは年長さんの席に座ってね。」と言うと、
「えー、なんでここなの~?」、「年長さんのお席だね。」と、嬉しいような恥ずかしいような、何とも言えない顔で座っていました。
4月から幼稚園で一番大きなお兄さん、お姉さんになるんですから、みんなのお手本になって下さいね。よろしくおねがいします。
「年長さんって・・・」 H22.3.15(月) 曇り
水場で年中さん達が手を洗っていました。一人の女の子が、ふと後ろを見て、もう一度後ろを見ました。そして隣の子に、「年長さんって、絵がうまいね。」と言いました。隣の子も後ろを振り返り、「ほんと、上手だね。あんなに描けるといいね。」と言いました。その視線の先には年長さん達が描いた絵がありました。
短いやりとりでしたが、この会話には色々な意味が含まれています。「年長さんって格好いいな。何でも出来ちゃう。」という年長児への憧れ。そして、「もうすぐ自分も年長になる。あんな風に出来るかな。」という進級への期待感です。
また、絵は真似ることから始まり、影響し合って発達していきます。同じクラスの子の絵を見て「あんな風に描いてみよう。」、違う学年の絵を見て「あんな風に描けるかな、描いてみよう。」というように、刺激をうけて自分もやってみるんです。
あの女の子達も、年長さんの絵を見て「自分もやってみよう」と思ったはずです。
今年度もあとわずかになりました。来年度も、子ども達が子ども達自信で成長していけるような環境を作っていきたいと思います。
「お別れ会~年長さん~」 H22.3.9(火) 曇りのち雪
今日は、もうすぐ卒園する年長さんとのお別れ会をしました。年少さんは、優しくしてくれた年長さんに感謝の気持ちを込めて歌をプレゼント。 曲は、みんなが大好きな「おもちゃのチャチャチャ」です。元気に歌う姿を見て、年長さんも嬉しそう。
そして、年中さんからは手作りペンダントをプレゼントしました。背伸びをして年長さんの首にかけてあげてニッコリ。かけてもらった年長さんもニッコリ。
何でも出来て、格好良い年長さんが卒園するのは寂しいです。本当に月日が経つのは早いものですね。でも、4月からは1年生。小学校でも大活躍してくれると思います。そして、幼稚園には新しいお友達が入ってきますね。年少さん、年中さん、優しくお世話して下さいね。宜しくお願いしますよ。
「お母さん、ありがとう」 H22.3.5~8(月) 晴れ
年長さんが幼稚園で過ごす日もあとわずかになりましたね。今日は月曜日、最後のお弁当の日です。いつも、手作りのお弁当を楽しみにしていました。好きなものをたくさん入れてくれたお母さん。可愛い顔のおにぎりを作ってくれたお母さん。タコさんやロケットのウィンナー、星やハートの形のにんじん・・・。
美味しくて楽しいお弁当を作ってくれたお母さんに感謝の気持ちを込めて、子ども達からお母さんに可愛いお弁当のプレゼントを作りました。ブロッコリーやタコさんウィンナーを立体的に作ったり、彩りを考えて作ったり、それぞれに工夫をしていました。
「僕のお母さんはね、お弁当作るの早いよ!朝起きると、もう出来てるんだよ。」、
「お母さんのお料理ね、レストランで食べるのよりも美味しいんだよ。」、「お給食も好きなんだけど、お弁当も好き。デザートはいつもシークレットなんだよね。」
給食には給食の、お弁当にはお弁当の楽しさがあります。でもやっぱり、お母さんのお弁当が一番美味しくて、嬉しいんですよね。 愛情一杯のお弁当をありがとうございました。
「手も足も出ません」 H22.3.5(金) 晴れ
手も足も出ない・・・と言っても、意味が違います。 机の下にすっぽりと納まっている子ども達。手も足も出ていません。亀さんのようでしょ。
今日は、今年度最後になる避難訓練の日。地震発生の合図で一斉に机の下に隠れます。そして、防災頭巾を被って園庭へ避難します。
年度初めの頃は、防災頭巾を被るのに手間取っていた年少さんも、手際よく上手に頭巾を被れるようになりました。こんな場面でも子ども達の1年間の成長を感じます。(写真は年長さん)
慌てず、しゃべらず、整然と園庭に避難したら、人数確認をして完了です。
「みんな上手に早く逃げる事が出来ましたね。とても立派でした。」と講評を頂きました。
さて、その後は消火器を使っての消火訓練。(訓練用の水消火器です)
火元に見立てた標的に向けて消火器をシュー! 勢いよく飛び出した水に、子ども達もビックリ・・・。 標的が倒れたら、消火成功です。先生達全員が、順番に消火訓練を行いました。このように訓練をしておかないと、イザという時には焦ってしまって、なかなか使えないそうです。
正に、備えあれば憂い無し! 子ども達も、消防士さんのような先生を見て、「格好良かったよ。」、「火消すの上手だった!」と、喜んでいました。
「はちの家」 H22.2.15(月)
年少さんが、家から蜂の巣を持ってきてくれました。(勿論ハチはいませんが)
「中は3階建てになっているので、中も見てください。」ということで、予め開けてあった外側の殻を剥いでみました。なるほど・・・蜂の巣が3層になっており、中心の柱でそれを支え繋いでいます。よくもまあ上手に作ったものだと感心してしまいます。
さて、外殻を元に戻し、子ども達に見せるために教室へ。「これ、な~んだ?」、「蜂の巣!」と、直ぐに答えが返ってきました。年少さんだと「はちの家」なんていう子もいて、可愛いですね。
こわがる子もいるかなと思いましたが、男の子も女の子もみんな興味津々。大喜びです。触ったり持ったりしながら観察していました。
「小さいお部屋がたくさんあるよ。」、
「このお部屋で蜂の赤ちゃん、幼虫を育ててたんだよね。今はいないけどね。」、
「どこに行っちゃったの?」、「捕まえられたのかな…。」、「お引越ししたのかな。」
「なんで上のほうは白いんだろ?」、「白いところはフワフワだよ。」、「幼虫が痛くないように、やさしくなってるんじゃない。」
「ここに蜂蜜たまるの?」
「この中見てみて。どうなってる?」
「3階建てになってる。」
「そうだね。蜂さん上手に作ってるよね。みんなのお家は何階建てかな?」
「2階!」、「7階!マンションだから。」
「僕は、30階! 富士山が見えるよ。」
「そうだね、この蜂の巣もお部屋が沢山あってマンションみたいだね。」
年少さんから年長さんまで、全ての教室を回りましたが、こんなに興味を持つとは思いませんでした。蜂がいたら危なくて近寄る事も出来ませんから、こんなふうに観察できるのは貴重な経験だったようです。
「みんなで咲かせよ お花ばたけ」 H22.2.9(火) 晴れ
今日は、昨日つくった大きなキャンバス(2月8日文化たより)に絵を描きました。
年少さんの苺組ではお花畑を描いていました。 赤や青、ピンクの綺麗な色の大きなお花です。
「わー素敵なお花だね!」と声を掛けると、
「僕の家にも青いお花咲いてるよ。」、
「幼稚園のお庭にもこのお花咲いてるー。知ってる?」 、
「あ、そうだね。パンジーって言うんだよ。 色々な色のお花が咲いているよね。でも、みんなが描いているお花の方がもっと綺麗だよ。本当に上手だね。」
「ぴかぴか光ってるもんね。」
そこには、絵の具を塗ったばかりのお花がつややかに光っていました。
子どもが活動をしている時に、言葉を投げかける事によって、新しい何かが生まれることがよくあります。
何かとは、会話であったり新たな創造や想像、そして発展する活動や遊び。会話の中には、思わず吹き出してしまうようなユーモアあふれるものから、豊かな表現をともなったもの、大人顔負けの物知り発言と色々です。 日常の生活を通して、この何かを引き出すことが大切です。
この瞬間、子ども達の目の前には、本物のお花ばたけが広がってきているんですから・・・。
「みんなでペタペタ 楽しいな」 H22.2.8(月) 晴れ
年少さんがしゃがんで、何やら楽しそうにしています。さて、何をしているのでしょうか?
答えは、段ボールに白い紙を貼っているのでした。バケツに一杯に入った小麦粉糊を手ですくって段ボールの上にベチャ~。 両手で薄く延ばして、スイスイスイ。 糊が塗れたら、紙をヒラ~リと置いて、ペタペタペタと貼り付けます。こんな事が、面白くないはずがありません。夢中になって糊をすくって延ばして、紙を貼っていきます。
初めは糊の感触が苦手で、恐る恐る手を出していた女の子も直ぐに慣れて、「ペタペタ塗ろうね。」と、お友達とお話しながら楽しそうに貼っていました。
そうこうするうちに、あっという間に茶色だった段ボールが、真っ白の綺麗な紙に覆われました。最後は、みんなで仕上げのアイロン押し!小さな手でスリスリスリと紙を押しつけます。
「きれいになっちゃったね。」、
「なっちゃったね。」と嬉しそう。
さあ、明日はここにお絵かきしますよ。 お楽しみに!
「鞄の中にも 福は内」 H22.2.5(金) 晴れ
3日は節分でしたが、素敵な後日談をご紹介します。
園庭で元気良く鬼退治をした後は、各教室やホール、アトリエで「福はーうち!」と豆まきをします。職員室にも年長さんが来て、「ふくは~、うち~!」とやってくれました。その時私は他の所にいたのですが、職員室に戻ると私の鞄の上に豆が一つのっていました。 「子ども達が投げた豆か・・・。」と思いながら口に放り込みました。 「今年の豆も美味しいな。」
ところが、後で担任の先生にこんな話をききました。 「ここに福が来ますようにって、○○さん(年長組の男の子)が、先生の鞄の上に豆をそおっと置いたんですよ。 気付きましたか?」、「ええっ? そうっだったんですか!投げた豆がのったのかと思って、パクって食べちゃいましたよ。そんな素敵な話があったとは・・・。」
とても暖かい気持ちになり、豆を置いている様子が目に浮かびました。そしてまた、その発想の面白さにクスクスっと担任と笑ってしまいました。男の子の心の優しさが伝わって来るようですね。 どうか私の鞄の中にも福が来ますように!
「豆まき」 H22.2.3(水) 晴れ
節分の今日は、豆まきをしました。自分で作った鬼のお面をつけていざ園庭へ。そこへ、暴れん坊の赤鬼、青鬼、黄鬼がやって来ました。子ども達は大喜びです。
「鬼をやっつけろ!」、「おにはーそと!」
大きな声で豆を鬼にぶつけます。たちまち園庭は興奮の坩堝に・・・。
3人の鬼が来ている衣装は、年長さんの各クラスで赤、青、黄鬼と、決めて作りました。子ども達が作った衣装をまとった鬼達は、暴れに暴れていましたが、豆攻撃の前に退散・・・。見事、鬼退治に成功しました。
その後、お部屋やホールなど室内でも「福はうち!」と豆まきをしてから、歳の数だけ豆を食べました。私の場合は、延々と豆を食べ続ける事になりますが、子ども達はあっという間なんですよね。4、5粒ですもんね。
「ちいさな雪だるま」 H22.2.2(火) 曇りのち晴れ
今朝は雪の白さが目に眩しかったですね。さすがに今日はお休みの子が多くて寂しかったです。
さて、登園して来る子のお楽しみは雪遊びです。しかし既に、ベチョベチョのシャーベット状になっていて、雪遊びは無理。そこで、子ども達の登園前に先生が小さな雪だるまを作って、教室の前に飾ってくれました。(象の雪だるまです)
「せっかく子ども達が来ても雪だるまも作れないのでは可愛そうだと思って・・・。」と先生。登園して来た子達は、その前を通る度に嬉しそうにさわっていました。
先生の子ども達を思う優しさが作った小さな雪だるま。こちらに微笑みかけているように見えませんか。
「年中さん、跳び箱に挑戦」 H22.1.29(金) 晴れ
年中さんが跳び箱を練習していました。3学期に入ってから練習を始めて、今日は3回目です。
跳び箱に大切なことは、踏み込みと手を強くつくこと。踏み込みのタイミングが取れなかったり、強い踏み込みが出来ない子は、手前に置いた跳び箱から踏切板にジャンプして、その感覚を身につけます。ジャンプの反動を利用することで、自然に体を使った強い踏み込みが、楽しみながら出来るようになります。
ジャンプすることで、自然に踏み込む感覚を覚えます。
十分な踏み込みが出来るようになった子は、跳び箱3段を跳びます。足も手も強く突いて、3段を飛べる子は、さらに4段を跳びました。
「みんな手も足も強くなりました。でも、あともう一つ大切なことがあります。それは何でしょう。」と、先生が質問します。「頑張るぞっていう、強い気持ち。」、「そう。それも大事です。あと、上手なお友達を見ていて、どんなところが良いと思いましたか。」、「速かった。」、「そうです。スピードが大切です。頑張るぞっていう強い気持ちで速く走ると、跳び箱を強く跳び越えることが出来ます。はいもう一度やってみましょう。」
この後、子ども達の動きが変わりました。踏み込みも一段と力強く、勢い良く跳ぶことが出来るようになりました。どの子もやる気満々。頑張る気持ちが表れています。
個々の状態に合わせた指導と言葉掛けで意欲を高め、障害を克服する事で達成感を味合います。気持ちがいいんです。嬉しいんです。だから子ども達は体操が大好きなんですね。
「やさしい涙」 H22.1.27(水) 晴れ
子ども達に「きつねとぶどう」という絵本を読んであげました。お腹をすかせた子ぎつねのために、母ぎつねは食べ物をとりに行きます。しかし、ぶどうを一房くわえて巣穴に戻る途中、犬と猟師が近づいてきました。「ぼうや!あぶない、逃げなさい。」と叫ぶ母ぎつね。子ぎつねは夢中で走りました。走りに走って、ひとり山の奥。「おかあさんは、どうしたんだろう。」と、お母さんを探しながら山を歩いているうちに何年か経ちました。ある日、昔お母さんと住んでいた巣穴の近くを通りかかったときのこと、大きなぶどうの木に沢山ぶどうがなっているのを見ました。「こんなところにぶどうの木があったかな」と思いながらぶどうを食べました。その時、なぜここにぶどうの木があるのかが分かりました。そして空に向かって、「おかあさん、ありがとう。」と子ぎつねは言いました。
後半部分は、何回読んでもグッと胸が熱くなります。子ども達も好きなお話なのですが、奥が深いお話なので、「おかあさんは、どこに行ったのかな?」、「どうして、ぶどうの木があったんだろうね。」という質問もよく出ます。そこにぶどうの木がある理由を理解するのは、1回読んだだけではなかなか難しいようです。そこまで分からなくても、物語り全体に流れる情感を味わえればよいと思って、あえて説明はしていません。(何回か読むうちに自然と気付きます。)
今日も「素敵なお話だったね。」と言って本を閉じました。その時、前に座っていた女の子の目に涙がたまっているのを見ました。「どうしたの?」、「何でもない。」「お話きいて悲しくなっちゃった?」、「ううん、違う。」と笑いながら涙をぬぐいます。いつもとっても元気で明るい女の子です。母ぎつねの想いも、子ぎつねの想いも、しっかりと心に留めて、ぶどうがなっている情景に想いを寄せているのでした。
年中の子です。なんて優しく、感受性が豊かなんでしょう。そして周りの子もまた、その涙の意味を理解して、そこから何かを汲み取ろうとしていました。普段はやんちゃな年長の男の子も、小さな年少さんも、形にはならない何かをつかもうとしています。一人の子の涙が、「その場全体を優しく包んだ瞬間」を誰もが味わっているようでした。
「鬼ごっこ」 H22.1.26(火) 晴れ
今朝は風が冷たかったですね。でも、お日様の力は偉大です。子ども達が登園したころには、ぽかぽかの陽気になりました。
陽の光の中で、年少さんが鬼ごっこをしていました。男の子チームと女の子チームに分かれてする団体戦鬼ごっこです。男の子が鬼なら、逃げる女の子を追いかけてタッチします。タッチされた女の子は、陣地に戻ってしゃがみます。
年少さんは、みんなこの鬼ごっこが大好きです。鬼が沢山いるので、常に逃げていなくては捕まってしまいます。そして逃げた先にも鬼がいる。
「あー、つかまっちゃう、たすけて!」と、追いかけられるスリルが何ともいえません。寒さなんか吹っ飛ばせとばかりに園庭中を走り回ります。
ところで、楽しそうに走っている年少さんの写真を見て何か気付きませんか。
走り方が随分と力強くなりましたね。腕を大きく振って地面を蹴り上げ、方向転換も軽やかに。入園してからもうすぐ1年です。少し前までは転びやすかったり、転ぶと泣いてしまったり。今では、勢い余って転んでも誰も泣きません。心も体も強くなりました。
楽しそうに遊んでいた鬼ごっこ。そこから子ども達の成長を感じとり、なんだか胸がじ~んとしました。
4月には皆さん年中さんになるのですね。新しい年少さんを宜しくお願いしますよ!
「空にらくがき」 H22.1.21(木) 曇り
今日も昨日に続いて温かい1日でした。思いっきり外で遊んで、もう直ぐ降園時間です。
年少さんのお部屋では、お帰りの支度を済ませたあと、歌を歌って過ごしていました。楽しそうな歌声に誘われて、お部屋に入ってみました。
「次は、新しい歌を歌おうかな。みなさん、空に落書きって描いたことある?」と先生が聞くと、「ある!」、「ない!」と子ども達。
「そう、描いたことがあるお友達は、何を描いたのかな?」
「ハート」、「お星様」、「ねこ!」、「ライオン!」、「らくだ~」と、元気に答えます。
「みんな素敵な絵を描いたね。今度の歌はね、そんなみんなにピッタリの歌です。大きな空に、思いっきり好きな絵を描いているつもりで歌って下さいね。」
「空にらくがきかきたいな」の歌を、先生と子ども達が少しずつ、かわりばんこに歌います。
「そらにらくがき かきたいな~ いっぱいいっぱい かきたいな~ せかいじゅうの鳥がたべても たべきれないよなリンゴの木 シュッシュッシュー かきたいな」って、素敵な歌ですよね。
初めて歌う歌なので、歌詞の意味を先生が一つずつ確かめます。子ども達も歌詞に共感しながら少しずつ歌い進みます。こうして歌詞の内容を理解することによって、歌が楽しく、自分のものとなって、自然と体が動くようになるんですよね。
さて、今日は1番まで。もうお帰りの時間になりました。
また明日、続きを歌いましょうね。 さようなら。
「ドッジボール大会」 H22.1.19(火) 晴れ
年長さんが、3クラス対抗ドッジボール大会を行いました。男女別に、それぞれでリーグ戦を行います。 さあ、優勝はどのチームかな?
女の子チームは白熱のゲーム展開。ビュンビュンとボールが飛び交います。日頃はおしとやかな子も、振りかぶって鋭いボールを投げます。10月に初めてドッジボールをしたときは、ボールをよけることが多かったのですが、今はみんな捕る気満々です。どんな強い玉でも、正面を向いて捕ろうと構えます。 (10月27日の文化たよりで、初めてのドッジボールを紹介)
男の子チームの対決は、更に迫力があります。ボールを捕ってから投げるまでのスピードも速いし、コントロールも良く、強いボールが飛んできます。バンバン当たって、ゲーム展開も速いです。自陣の人数が少なくなってきたら、外野にパスしたりして作戦も良く考えています。さすがですね。
さて、この対抗戦。どのクラスが勝ったのでしょうか。全試合終了後、みんな集合して結果発表です。なんと、男の子チームも女の子チームも、優勝は同じ鹿組でした。ヤッタ!と歓声をあげる鹿組に、負けたチームは拍手を送ります。
「みんな頑張りました。負けて悔しいと思いましたか?」と、体操の先生がきくと、うんと頷く子ども達。「その気持ちが大切です。今度頑張ればきっと良い成績が残せます。また頑張りましょう!」と、励まします。その後は、3位から順番に表彰状を渡されてドッジボール大会は終了しました。ドッジボールを始めて、短い間に本当に上手になりました。小学校でも活躍してくれると思います。 みんな頑張れ!
順位の発表。優勝チームはイエーイ!と大歓声。
頑張った全チームに表彰状が渡されました。
「こぶとりじいさん」 H22.1.14(木) 晴れ
年長さんの部屋から笑顔が沢山みえたので、中に入ってみました。
どっちがいじわるじいさんかな? 両方ともニコニコで優しそうなお顔だね。
どうやら「こぶとりじいさん」の絵を描いているようです。ほっぺたにコブがありますから。他のテーブルでは鬼も描いています。おじいさんを描き終わると、周りに好きな絵を描き始めました。
「ねー、ここ何かく?」、「くもにしようか。」、「えー、そんなのいやだ~。私可愛いのがいいな。」、「ハハッ。くもって…空の白い雲のことだよ。」、「うふふ、そうかそうか。でも、白いところに白い雲かくの?」、「そうだな~ん~そうだ!トキかこ、トキ。」、「僕、トキかけるよ。」、「トキってなあに?」、「鳥だよ。」
「見てて。こんなの。」と、トキの絵を描いてくれました。
「それでね、クチバシはどす黒いんだよね。どうしようかな・・・黄色の上に黒かな・・・。」と、クチバシを黄色のクレパスで描いた上から黒のクレパスで塗りました。
絵の具が混ざり合って色が変わったり、自由画帳にお絵描きしているときにクレパスが重なって色が変化するのを日常のなかでいつも経験しているので、「欲しい色をどんなふうに作るのか」を自然と体得しているんですね。
「あ~、こんな感じ。」と、満足そうに空を飛ぶ真っ白なトキを眺めています。
「あれっ?でも結局トキって、雲と同じ白になっちゃったね。」、「あっ!本当だ。
ハハハハハ」
お笑いグループのように、おちがついたところで、笑いながら教室を後にしました。(しかし、どす黒いなんて言い方よく知っているな~。どこで覚えるんだろう。)
「初雪」 H22.1.12(火) 雨 時々 みぞれ・雪
今日は寒かったですね~。朝から冷たい雨が降って、本当に寒い一日でした。冬休みが明けて、久しぶりに顔を合わせた子ども達に、空から素敵なプレゼントが降ってきました。
なんと、初雪です。昼ごろに雨からみぞれに変わって、それだけでも喜んでいたのに、さらに雪になりました。
ふわふわと落ちてくる雪に気がついたお友達が、「あっ!雪だ!!」と言うと、みんな一斉に教室から飛びだしていきました。軒から手を出して雪をとろうとします。でも、年少さんの小さな手の平に降りた雪は、静かにスーッと消えてしまいます。
「消えちゃうね。」、「水になっちゃうね。」
その時、袖にのった雪が溶けずに残っているのに気がついた子が、「先生!お洋服の上の雪は、白くて消えないよ。」と、ほっぺを赤くしながら教えてくれました。
「本当だ、不思議だね。なんでかな?」
大人は何とも思わないようなことにも気がついて、驚きと感動と疑問をもつ子ども達。子どもから教わることは本当に多いのです。
ところで、「先生!僕のここのところにも、雪があるよ。消えないよ。」と、遊び着の袖を見せてくれた男の子がいました。「そう、良かったね。雪ってきれいでしょ。」先生が言いながら袖口を見ると、そこには給食のご飯粒が・・・。
「あれっ、これは…雪じゃなくてご飯粒かな…。 ふふふっ。」
子どもって本当に可愛いですね