文化たより2010年度1学期

文化たより

幼稚園には楽しいことがいっぱい!子ども達の笑顔って本当に素敵ですよね。
このページで、その様子を少しでもお知らせできたらと思います。

1学期

「小さな恐竜」 H22.7.13(火) 曇り時々雨

hp240DSCF5545hv240DSCF5549この折り紙、何だと思いますか?

そう、恐竜です。上手ですよね、本当に。写真だと大きく見えますが、小さいんです。細かいんです、細工が。

年長さんになると、教室にある折り紙の本を見ながら、こうかな?
ああかな?と考えながら、こんなに難しい恐竜も作ってしまうんです。私は、考えているうちにイライラしてきて挫折してしまいますが、子供たちは難しいもの程、挑戦のしがいがあるようです。そして、出来た時の「ヤッター出来た!」が格別なんですよね。

誰かが、新しい折り紙を作れるようになると、お友達同士で教えあったり、作ったものをプレゼントしたりして・・・子供の世界って素敵ですね。

「カミキリムシ」 H22.7.9(金) 曇り

さて、これは何をしているところでしょうか?(ヒント ;カミキリムシ)

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答えは、「自分達で作った木の幹に、カミキリムシがくっついているのを見て喜んでいる」でした。 このカミキリムシ、幼稚園で子ども達が見つけて、先生が捕まえたんです。せっかくなのでケースに入れて、子供達にhp200DSCF5568見せにクラスを回りました。年長さんの部屋に行くと、制作で作った大きな木があったので、「これは丁度良い!」とカミキリムシを幹につかまらせたんです。hp200DSCF5565これがグッドアイディア。子供達がワーっと寄ってきました。

なんたって自分たちで作った「みんなの木」に本物のカミキリムシがつかまって、具合が良さそうに歩いているんですから・・・
嬉しいでょ。楽しいでしょ。

年中さんでも、みな興味津津。普通のカミキリムシより一回り大きくて立派なので、「すごい、格好いい!」と男の子は大喜び。hpa300DSCF5559カミキリムシって持つと、キーキー、ギシギシって鳴くんですよね。

「みんなカミキリムシの鳴き声聞いたことある?」、「な~い。」、「ききたい?」、「ききたーい!」というので、聞きたいという子の耳元でカミキリムシの声(というか音ですかね)を聞かせてあげました。

hpa300DSCF5553小さな音なので、周りが静かでないと聞こえません。耳を澄ませた瞬間、ギシギシ

「わーっ、聞こえた!」

と、真剣な表情から驚きと喜びの表情にパッと変わります。小さな声、聞こえるか聞こえないか分からないものが聞こえた時って嬉しいですよね。そして、「カミキリムシってこんな声で鳴くんだ。」という発見と、「私聞いたよ、カミキリムシの声!」という満足感。これが本当に嬉しいんです。

子供達の生活は、小さな発見と大きな喜びで満たされています。

「泥んこ遊び」 H22.7.8(木) 晴れ

hpaDSC03490今日は、思いっきり泥んこ遊びを楽しんじゃいました。年少さんも、泥んこの感触におおはしゃぎ。川を作ったり、山を作ってトンネルを掘って…そこに水を流したり…どんどん発展していきます。

年長さんが言いました。
「あ~、明日もやりたいなあ。こんな遊び、ここでしかできないもん。」
本当にその通り、明日もやらせて頂きますよ。

アルバム(2010)のコーナーもご覧下さい。

「それぞれの夜空のかたち」 H22.7.6(火) 曇り時々雨

hp330DSCF5513先週金曜日にプラネタリウム見学に行きましたが、今はその印象画を描いているところです。

引っ掻き画という技法を使って綺麗な星座や星を描いていきます・・・というより引っ掻いていきます。夜空になるところを色々な色のクレヨンで塗った上から、更に黒のクレヨンで塗りつぶします。

hp210DSCF5520これでまず漆黒の夜空の出来上がり。割り箸などで黒いところを引っ掻くと、下地の綺麗な色が出てきます。こうして引っ掻きながら絵を描けば、素敵な星座が浮かび上がるという具合。この引っ掻き画は、みんな大好きです。自由遊びでも自由画帳に描いている子もいますよ。

hp300DSCF5515同じプラネタリウムドームで星空を眺めたわけですが、その夜空の形はそれぞれに違います。ドームのイメージそのままに半円形に描く子もいれば、空の一部分を真っすぐ水平な線で切り取る子もいます。また自分たちを円の中に描いて、その周り全体をダイナミックに夜空にして描いている子もいます。空と観客席との大きさの割合もそれぞれに大きく違います。

空を大きく描いている子、自分たちの観覧席側を大きく描いている子、みんなそれぞれのプラネタリウムの印象が、これらの絵に表れているんですね。

「プラネタリウム見学」 H22.7.2(金) 晴れ

hp270DSC03407もうすぐ七夕ですね・・・年長さんはプラネタリウム見学に行きましたよ。

今日の為に、てるてる坊主を家で作ったという女の子がいました。願いがかなったのか、今日は晴れ。プラネタリウムは屋内なので雨でも問題ないのですが、やはりお天気のほうが気分がいいです。
星は晴天の夜空に輝くものですから。

hp270DSC03411ドームに入る前に、係りの方から館内の説明を聞きます。真剣に聞いているので、「みんなお話を聞くの上手ですね。最高ですね。」と褒められました。

さて、いよいよドームの中へ。リクライニングシートに座り、照明が暗くなると気分も盛り上がります。そして、天の川を眺めながら七夕の話を聞けば、織姫さんと彦星さんの話がより身近に感じられます。「ささのは、さらさら・・・」と、みんなで七夕様の歌を歌うと、日本情緒もたっぷりとより楽しくなります。

hp270DSC03423そして、今の季節に見える星座や星の話をやさしく丁寧に教えてもらいました。

夏の大三角形。琴座の星ベガ(織姫)、わし座のアルタイル(彦星)、白鳥座の星デネブを結んで出来る大きな三角形のことだそうです。「この形何に見える?」と説明員の方が質問すると、「チーズ!」と答えた子がいました。「今チーズと答えてくれたお友達は、きっと食いしん坊だと思います。でも、空のチーズはいくら食べても減りません。」と説明員の方が返すと、楽しそうな笑い声でドームが包まれます。

hp270DSC03426他にも、ヘビつかい座や大熊座の話など、楽しいお話を沢山聞いてきました。

最後に、「みんな流れ星見たことあるかな? 流れ星を見たら、心の中で願いごとを3回言うと叶うんだって。声に出したら駄目なんだよ。今日は特別に沢山の流れ星を見せてあげる。」と、満天の星空の中を多くの流れ星が落ちていきました。と同時に、「わーっ」という歓声というよりもため息が。

8月12、13日は沢山の流れ星(流星群)を見ることができるチャンスだそうです。もし見ることが出来たら、お子様と願いごとをしてみたらいかがでしょうか。

「わたしの紫陽花」 H22.6.30(水) 曇り

年中さんが真剣に真剣に、何かを作っています。

「何を作っているの?」と聞いてみましたが、熱中しすぎて聞こえないらしく、反応がありません。

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少し声を張って、「みんな一生懸命に作っているね。何を作っているの?」と、もう一度尋ねると、「あじさい!」、「見て!きれいでしょ。」、「私もうこんなに貼っちゃった。」などと爆発的な反応が。離れた席からわざわざ見せに来てくれる子もいます。

hp270DSCF5384園庭で見た綺麗な紫陽花を思い出しながら、花びらを折り紙で折って、それを丸く切った水色とピンクの画用紙に貼り付けます。

真ん丸に切っている子もいれば、長丸のような子、ちょっと角張っている子もいて、みんな違っていて、とても面白いです。本当の紫陽花だって丸く見えますが、よく見ればみんな違う形をしています。だからこそ綺麗なんですよね。

制作作業用のシートが花柄なので見えにくいですがとても綺麗です。

制作作業用のシートが花柄なので
見えにくいですがとても綺麗です。

「みんなの紫陽花、綺麗だね。どんな色の組み合わせが綺麗かなって考えながら貼ると、もっと綺麗になるかもしれないよ。」とアドバイスをすると、花びらを置いたり、入れ替えたりしながら、どのレイアウトが良いか考えている子も出てきました。何か一言アドバイスをしてあげるだけで、さらに発展した考えを子どもは持ちます。そうして色々と考えて出来あがった作品は、自分のアイディアの集大成。大切な宝物になるんです。

「あじさいって何色?」 H22.6.28(月) 晴れ

p220DSC03338このところ、いつ降ったか止んだか分からないような天気が続いていますね。でも、こんな天気に一際綺麗に咲いているのは紫陽花ですね。

園庭でも、紫陽花が綺麗ですよ。赤やピンクに青や紫、紫陽花って本当に七変化。おやおや、年少さんが紫陽花の周りに集まってきました。

「見て見て、紫陽花が綺麗に咲いているね。」、「さわってもいい?」、「やさしくね。」、「なんか、ぺろんってしているね。」、「ぺろんってしている? ふふっ。みんなも優しく、そうっと触ってみていいよ。」、「気持ちいい・・・。」、「気持ちいいね。」、「紫陽花って、どんな色をしてる?」

p270DSC03318p270DSC03330「ピンク!」、「赤!」、「むらさきっぽい。」

「そうだね、色々な色があって綺麗だね。」、「みどり!」、「そうだね、みどりも・・・うん?みどり?・・・は葉っぱかな。緑の葉っぱも綺麗だね~。」と言いかけた時。あっ、本当だ!緑色の花があった!これのことだ!

p220DSC03340色づくちょっと手前の蝋細工のような小さな花。それは確かに淡い黄緑色・・・。

「紫陽花の花はどんな色?」と聞きながら、「紫陽花はピンクや紫」という先入観が、緑の花を見えなくしていました。

大人は、「色づく前はこんな色。」と、経験的に知っています。当たり前のことです。咲いている紫陽花をみて、それを緑色の紫陽花とは言わないでしょう。 でも、子どもにとって、それは確かにみどりの紫陽花なんです。

「あ、本当だ。緑色のお花もあったね。よく気がついたね。ちょっと黄緑色に近いけどね、これがこの後どんな色になるんだろうね。」、「ピンク!だって、ここのところがピンクだもん。」と、子ども達。

その後は、「ここにも緑のお花あったよ。」、「先生!ここにあるよ。」と、みどりの紫陽花の発見報告があちらこちらから。

赤やピンクに青に紫。色とりどりの紫陽花が咲く園庭の中で、みどりの紫陽花を見つけた子供達。次はどんな発見をしてくれるのでしょうか。楽しみです。

(そういえば、2年前の秋に1輪の紫陽花が咲いたことがありました。昨秋は咲きませんでしたが、今年はどうでしょうか…。2008年度 2学期 10月30日文化たより

「はじめての だるまさんがころんだ!」 H22.6.23(水) 雨

今日は雨でしたね。風も強く、時折激しく降って大荒れでした。 でも、梅雨なんて吹っ飛ばせとばかりに、年少さんがホールで体を動かしていました。何をしてるか分かります?    答えは・・・

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そう、お遊戯ではありません・・・
・・・「だ・る・ま・さ・ん・が・ころんだ」です。

“だるまさんがころんだ”をするのは、今日が初めて。遊びながらルールを教えますが、なかなか難しいんですよね・・・これが。
「だるまさんがころんだ」と言って振り返ってもみんな平気で動いていますし、「動いた」と言って名前を呼んでも「いやだ!鬼になりたくない!」と言って、今度はその場から動かなかったり。でも、その様子が可愛いんですよね。先生もニコニコしっぱなし。本当に可愛いです。

「よし、きるぞ!」っと鬼に駆け寄ります。ルールは、まだ何でもありのアバウトです。

「よし、きるぞ!」っと鬼に駆け寄ります。
ルールは、まだ何でもありのアバウトです。

何回か繰り返すうちに、なんとなくルールが分かってきたようです。「だるまさん・・・」と言っている間に「うっきき」と駆け寄ってきて「きった!」と手をきります。その瞬間、全員が「わー」っと反対方向に走ります。でも止まりません。

「ストップって言ったら止まってね。」と先生が言うと、

「だって、鬼はコワイからいやなんだもん。」と、みんな楽しそうに顔をクシャクシャにしながら答えます。

本当に何もかもが可愛い年少さんでした。

「見ているだけで・・・いー、あ~ん」 H22.6.10(木)

ha200DSC03256ha200DSC03257今日は歯科検診がありました。いつもは元気な子供達も、今日ばかりは緊張気味。

先生から「痛いことはしないからね。」「お口の中をみるだけだよ。」と言われても・・・分かっちゃいるけど、こわいものはこわい。前のお友達が何をやっているか気になって仕方がありません。 歯医者さんが優しく「お口、あ~んしてね。」と言うと、後ろで見ているお友達も一緒に「あ~ん」してしまします。「い~ってしてみて。」と言うと、後ろの子も「い~」ってしてしまいます。hp220DSC03264hp220DSC03275痛くないのかな・・・大丈夫なのかな・・・それでも、自分の番がくれば「お願いします。」と、緊張しながらも格好良くご挨拶。

あっという間に終わって「ありがとうございます。」とお礼も忘れません。

きちんと歯磨きして、ご挨拶も格好いいお友達には、虫歯菌もよりつけないようです。みんなきれいな歯をしていました。 美味しいものをたくさん食べて、歯磨きシュッシュッしましょう! かわいい笑顔には白い歯が似合います。

「給食だいすき!給食おいしい!」 H22.6.9(水) 曇り時々雨

hp330DSC03199「給食おいしい?」と聞くと・・・
「おいしい!」
「私、おくうそく(お給食)大好きなの!」
「ぼく、枝豆好きだよ。パパも好き。ママも好き!」
「私が好きなものだらけ。」
「もう全部たべたー。」
と、空っぽの給食をみせてくれる子も・・・。

クラスの輪も出来てきて、給食の時間をお友達同士、コミュニケーションをとりながら楽しむことが出来るようになりました。

今日の文化たよりは、年少さんの楽しそうな顔で十分伝わるでしょう。余計な説明はしません。 では、美味しい顔ギャラリーをどうそ!

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「あー、たのしいなー」 H22.6.4(金) 晴れ

6月から夏服に衣替えになりましたが、お日様も衣替えしたかのように、毎日暑い日が続いています。でも、子供達は暑さなんてへっちゃら。お日様はお友達。元気にお外で遊んでいます。

年少さんが、大きな山を作って遊んでいました。年中さんが作って遊んでいた山を利用して、穴を掘ったり、もっと高い山にしようと砂をすくっています。でもまだ上手に山を作ることができません。逆に削っていたりして・・・それもまた楽しい。

「せんせーい」、「せんせーい」と、今自分が何を作っているのか、何をして遊んでいるのかを教えてくれます。どの顔も楽しそうで、いいお顔。

「そろそろ給食の時間です。お片づけをしてお部屋に戻ります。」と先生の声。スコップやクマデ、ふるいを水で洗ってお道具箱へ。お片づけも遊びのうち。

「あー、たのしいなー。」、「たのしかったね。」と、顔を見合わせながらお部屋に戻る姿が愛らしく、「また遊ぼうね。」と、みんなに言いました。

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「ふ~、できたー」 H22.5.31(月)

hp320aDSCF5295みなさん何やら熱心に作っていますよ。その表情は真剣です。

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これは、父の日のプレゼントの造形を、まずは粘土で試作しているところです。

小さな部品に粘土へらで細工をしています

小さな部品に粘土へらで細工をしています

熊のお人形を作っている子、くじらを作っている子、怪獣を作っている子・・・と、みな好きなものを作っています。

「上手だね。」と言うと、色々と説明をしてくれます。
「ここにリボンがついているの。もう1個つけたいんだけど・・・、いまから作るの。」、「この恐竜はね、前の足と後ろの足が反対に向いてるの。だからね、前にも後ろにも早く走れるんだ。」

hp260DSCF5291そんな中、一言もしゃべらずに、夢中になって粘土に向かっている子がいました。
あまり真剣なので、こちらも声を掛けるのをためらうくらいです。
「もう少し、このしっぽを長くしたほうがいんだよな。」と言いながら、しっぽを長く伸ばします。

hp320dDSCF5289「ここに、この小さいのをくっつけたいんだけど、う~ムズカシイ・・・。」と、造作された小さな部品を耳に付けています。
色々考えたり、試したり、やりなおしたりしながら、真剣に、真剣に作っています。そして最後に
「ヤッター!ふ~、できたー。」と、この表情。満足感で一杯のようでした。よほど集中していたのでしょう、大きく伸びをして「うー、つかれたー。」とも。

子供達は日々の活動の中で様々な経験をします。思い通りにならなかったり、考えがまとまらなかったり・・・。そして、色々ためして、やりなおして、考えに考えた結果、出来たときの達成感を味わうことが大切です。それは、何物にも変えられない「よろこび」となり、心地良い疲労感をともなって心身に浸透していくのです。

「鬼のかお」 H22.5.27(金)

hp315DSCF5275年長の女の子が、何だかとっても楽しそうに笑っていました。

何がそんなにおかしいのかな…?

仲間に入れてもらおうと声を掛けました。

「何を作っているの?」、「おに。」
「わー、こわい顔・・・というよも可愛い顔だね。」、「そう、これ私。」、
「これ、パパ鬼。」、「これママ鬼。」(誤解の無いように)
「だから可愛い顔なんだね。」

するとまた、2人顔を見合わせて「ふふふふふ」、「ふふふふふ」、「ふふふふふ」

私もつられて「ふふふふ」と笑いました。

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「はじまりは迷路」 H22.5.26(木)

hp360DSCF5250自由画帳に迷路を描いて遊んでいる子達がいました。(年中さん)

「スタート・・・・ゴール」

ふとみると、ちょっと変わった迷路を描いている子がいました。

完全オリジナル、なまえ迷路

完全オリジナル、なまえ迷路

「あっこれ、迷路なんだ!面白いね、お名前を迷路にしたんだ。 よく思いついたね。」と声を掛けると、照れくさそうにうなづいていました。

そうです、ひらがなで書いた名前を組み合わせて、迷路にしているんです。 「スタート・・・・ゴール!」ってね。字が上手なのにも驚きましたが、この発想は素晴らしいですね。

「見て、上手でしょ!」、「大きくて立派だね。」

「見て、上手でしょ!」、「大きくて立派だね。」

このやりとりを聞いていた子達が、次から次へと「見て!」と私を呼びます。迷路ではありませんが、自分の名前を絵のようにして描いて楽しんでいます。 ハートと組み合わせたり、お花で名前を囲んで描いたり・・・。この場合、「書く」というより「描く」なんですね。文字に興味を持って、それを絵のようにして表現して楽しんでいるんです。

「見て、可愛いでしょ。次は何色にしようかな。」

「見て、可愛いでしょ。次は何色にしようかな。」

さて、ハートを描いている女の子の様子を隣の男の子がジーっと見つめています。この男の子は、画用紙で制作の歯ブラシを作っている最中でした。そして、ふと自分の歯ブラシ制作に視線を戻して、そこにハートを描きました。

これが、大事なんです。子供達同士、影響しあって、真似しあって、それでいて変化していく。

僕もハート描こうっと。こんな感じかな。

僕もハート描こうっと。こんな感じかな。

名前の迷路を描いた子がいて、それを褒めた事で、名前を絵のように描く子が表れて、その中にハートを印象的に組み合わせた子がいて、「そのハートいいな。」と思った子が自分の制作の中にハートを取り込んでいく・・・。どんどん連鎖して、変化して発展していくんです。

迷路にしても、ある延長保育の時、年長さんが描いていた迷路を見て興味をもった子が、翌日自分の教室で同じように描いてみたのが始まりでした。それを先生が、「みんな見て見て、楽しそうな迷路を描いているよ。」とお友達に紹介したことがきっかけで、クラスのみんなが迷路を描くようになったんです。そんな環境の中から名前の迷路が出てきたんですね。

真似る事は学ぶ事。子供達は影響しあって成長していきます。

「大きくなったかな」 H22.5.24(月) 雨

今日は身長体重測定をしました。年少さんは初めてのことなので、ちょっとドキドキです。 「前のお友達がどんなふうにやっているのか」気になって仕方がありません。「はい、○○センチです。大きくなったね。」と先生に言われて嬉しそうです。

体重測定では、秤の針を自分も見ようとするので体が揺れて針がユラユラ・・・。
「動かないようにしてね。」と先生に言われますが、どうにも気になって気になって。
後ろのお友達も気になって体に触ってしまったりと、可愛らしい体重測定です。
みなさん測定する度にぐんぐん大きくなっていくことでしょう。
ご飯一杯たべて大きくなってよ!

前のお友達の様子がきになるんです・・・。

前のお友達の様子がきになるんです・・・。

計測できそうなほど真剣に目盛を見つめます。

計測できそうなほど真剣に目盛を見つめます。

「遠足(年長組)」 H22.5.21(金) 晴れ

アルバム2010をご覧下さい。

「雨にもまけず」 H22.5.20(木) 雨

今日は1日雨でしたね。毎朝、日経平均よりも天気予報の方が気になる私としては・・・この雨は嬉しいです。だって明日は年長さんの遠足。今日のうちに降って、明日は晴れ。年長さんは先週雨で延期になっているので、ホッとしています。

hpa270DSCF5316さて、その年長さんが大縄跳びをしていましたよ。今日は外で遊べないので、ホールで体を動かしていました。大縄跳びは初めて、まだ上手く跳べないという子もいたので、一人ずつ練習をしました。

縄を跳ぶという意識が強い為に、高くジャンプをしすぎてしまってリズムが崩れて
しまうようです。着地する度に横にずれて、どんどん移動してしまう子もいたりして、思わず笑みがこぼれます。

hpa270DSCF5324タイミングが合わない子には一旦縄を止めて、先生と向かい合って一緒にジャンプをしてあげます。これでかなり感覚が身につきます。「そう!できるようになったね。上手だったよ。」と優しく肩を抱いてあげていました。子供も嬉しそう。

hp180DSCF5311hp180DSCF5320ところで、大縄跳びは回して手(縄を持つ2人)が大事です。片側を先生が持っているのですが、子どものジャンプに合わせて縄をくぐらせます。腰を低くして全身を使って縄を移動させます。これが、かなりの重労働。全員終わる頃には、先生もハーハー言ってしまいます。

「そのうちに何十回も続けて跳べたり、大勢でいっしょに跳べるようになるからね。またやろうね。」と先生。お疲れさまでした。

~雨の日のひとコマでした~

「遠足(年中組、年少組)」 H22.5.14(金)、18日(火) 晴れ

アルバム2010をご覧下さい。

「年中さん、体操はじめ」 H22.5.7(金) 曇り時々雨

「元気なお友達!」、「はい!」

「元気なお友達!」、「はい!」

今日から年中さんの体操が始まりました。みんな朝から張り切っています。

「体操着で格好いいね。」と、登園してくる子ども達に言うと、嬉しそうに「うん。」とうなづいていました。

「1、2、3、4」、「5、6、7、8」

「1、2、3、4」、「5、6、7、8」

なんといっても、この体操着に憧れていたんですよね。
「年中さん、年長さん格好いいな。」って。

さて、その憧れの体操着を着て、体操の先生が待つホールへと向かいます。
みなさん興奮気味で、ドキドキワクワクです。

「元気なお友達!」、「はい!」、「これから体操を始めます。」、「宜しくお願いします。」と元気な挨拶で体操開始です。

hp300DSC02650aまずは、柔軟体操から。体の柔らかさなら自信ありの子ども達。開脚柔軟では、お腹が床にぺったりとついている子も多くいます。そして忍者になって、音をたてずに素早く移動したり、うさぎさんになって、ぴょんぴょんジャンプでかわいく移動したり、楽しくって楽しくって仕方ありません。

hp300DSC02661a背の順に整列するのも、ゲーム感覚で楽しく素早く、集合、整列します。

終わりに先生からのお話です。

「これから1年間、マット運動や跳び箱、パラバルーン、鉄棒・・・いろいろな体操に挑戦します。頑張るぞーっていう強い気持ちがあれば、必ず出来ます。みんなで一緒に頑張りましょう。」と、先生が言うと、「はい!」と、体操らしく格好良い返事をする子ども達。

hp300DSC02658体操の後で、先生とお話した際に、「文化幼稚園の子ども達は、やはりすごいと思いました。初めての体操で、こんなにまとまっていることは普通はないんです。初回は、今日のように遊びの要素を多くして、子ども達を笑わせる場面を多く作るのですが、普通はそのままガヤガヤと、バラバラになってしまって、まとまらなくなるんです。でも文化幼稚園の子は、その時にワーッとなっても私が話そうとすると、それを感じ取ってスッと聞く体制になるんですよね。通常は、この状態を作るだけで何週間も必要なんです。でも、この幼稚園では次回から、いきなり前転マット運動に入れますから。これは本当にすごいと思います。」と仰っていました。 本当に、ワーッと盛り上がるときは思いっきり盛り上がって、話を聞くときはスッと聞くという切り替えが、年中で出来ているというのは素晴らしい事です。

年少の1年間で素晴らしい財産を手に入れた子ども達。これから大活躍してくれることと思います。

「優しい年長さんと可愛い年少さん」 H22.5.6(木) 晴れ

hp400DSCF5105今年の連休は、毎日晴れでしたね。1日も雨が降らなかったのは25年ぶりだということです。

さて、久々の登園といった感じの子ども達。年少さんは、連休明けで戸惑う子もいるかと思いきや…みなさんニコニコで来てくれました。ちょっとお母さんと離れるのが寂しかった子も、笑顔満開の年長さんに迎えられて安心したのか、元気にご挨拶。しっかりと手をつないでもらって、こちらも笑顔満開です。

hpa400DSCF5091「はやく幼稚園に来たかった。」なんて言ってくれるお友達もいて、嬉しいですね。

なかには面白い事をいっている子もいました。「先生、また会えたね。」ですって。

これからず~っと毎日会えますよ。先生も、「みんなと、どんな楽しいことをして遊ぼうかな」と、楽しみにしているんですから。

「先生大好き!お家に遊びに来ていいよ!」

「先生大好き!お家に遊びに来ていいよ!」

「タオルかけられる?かけてあげるよ。」と年長さん

「タオルかけられる?かけてあげるよ。」と年長さん

「大きく育て~その2~」 H22.4.30(金) 晴れ

hp270DSCF5040hpp270DSCF5054月曜日に年中さんが野菜の苗を植えつけましたが、今日は年長さんに植えてもらいました。土を崩さないように、やさしく、そーっと苗を持って~まるで宝物のように~植えつけています。 土を被せるにも、細心の注意を払い・・・といった具合。

hpc270cDSCF5072そして、みんなで苗を観察。
「キュウリの葉っぱってゴワゴワ。」、
「葉っぱにヒゲが生えてるよ。」、
「大きい。」、「分かった、お日様がたくさん当たるように大きな葉っぱなんだ!」、「あっ、いいことを教えてくれましたね。
お日様は栄養になるんだよね。お日様をいっぱい浴びて、大きくなるといいね。」と、先生。

hp270DSCF5067「トマトの葉っぱはフニャフニャしてる。」、「いいにおいがするよ。」と、葉に鼻を近づけている子もいます。
「本当だ、いいにおいだね。」、
「トマトの匂いかな。」、
「こっちのピーマンの葉っぱは、ピーマンの匂いがするよ。」、
「手で触ると、手に匂いがつくよ。ほら。」
そして、「大きくなって、おいしいキュウリが出来ますように。」とお祈りする子も…。

これだけ子ども達に期待されたら、う~んと大きく育たないとね。キュウリさん。

「大きく育て」 H22.4.26 (月) 晴れ

今日は年中さんが、野菜の苗を植えました。みんなが大好きなミニトマトやナスです。 (年長さんは天気が良ければ明日、キュウリやピーマンなどを植えます)

「この苗は、何の野菜の苗か分かるかな?ちょっと難しいね。ヒントは、この茎の色。この茎と同じ色の野菜です。」、
hp300DSCF5028 「分かった、ナスだ!」、
「そう、この茎と同じ紫色になるナスですね。みんなナスは好きかな?」、「好き、マーボーナス、大好き!」、「私、キライ・・・」、「僕は好きな時もあるしー、嫌いになる時もある・・・。」

そして、「大きくなーれ」と言いながら、みんなで根元に土をかけました。

顔を右に左に揺らしながら 苗を見つめる姿がなんとも可愛い・・・。

顔を右に左に揺らしながら
苗を見つめる姿がなんとも可愛い・・・。

「また明日からお水をあげて、お世話しましょうね。」

あとは、お砂場遊びや鬼ごっこなどで遊ぼうとしましたが、苗のことが気になって多くの子ども達がその場を離れません。
「どの位大きくなるのかな?」、「明日とか幼稚園きたら、大きくなってるのかなあ。」
「もっと水あげないとダメだよ。」、「じゃー今あげようか。」、「今はいいんじゃない。」と楽しい会話が続きます。

年中児ですが、実に機知に富んだ会話ですね。野菜苗一つで、こんなに楽しいんですから、花が咲いて実がなったら・・・。楽しみですね。

「自分で作る~こどもの日~」 H22.4.22(木) 雨

hp320DSCF5005もうすぐこどもの日。子ども達は今、自分達のこいのぼりを作っています。

写真は年長さん。鱗(うろこ)をグルッグルッと勢い良く描いていきます。黄色と赤を使っていましたが、勢い余って、黄色で使っていた筆をそのまま赤の絵の具に入れてしまいました。一瞬「あっ」という顔をしましたが、
「そのまま描いてごらん」と言うとグルッと大きな鱗を真中に一つ。

これが、赤と黄が混じり合って、なんとも芸術的な模様になりました。

「赤と黄色がウネウネって混じって素敵だね。」と、見ていたお友達も同じように黄色で使っていた筆を赤に投入! これまた、いい感じになりました。

実際の社会でも、「あっ間違った、失敗だ」と思ったことから、発見をしたり、ヒントを得たりして、新技術や新商品が生まれることが多くあります。革新的なものでは、むしろそういったことの方が多いのではないでしょうか。

hp250DSCF4992子ども達の活動では、間違いや失敗という事はありません。型にはめず、自由に自信をもってやらせてあげることです。オリジナリティのある、躍動感のある作品は、そういった環境の中から生まれます。

そしてお友達の様子をみて、「あっ、それって面白い、素敵だな。」と真似する事もまた大切です。真似る事は学ぶ事。子ども達は影響しあって成長していきます。

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