文化たより2012年度2学期
文化たより
幼稚園には楽しいことがいっぱい!子ども達の笑顔って本当に素敵ですよね。
このページで、その様子を少しでもお知らせできたらと思います。
2学期
夏休みに、全教室へのエアコン設置工事を完了し、2学期から稼働しています。
「身体測定」 H24.10.25 (木) 曇り
今日は身体測定の日。
「みんな大きくなったかな?」と見に行くと、ちょうど年長さんが測定しているところでした。まずは身長、次に体重を測ります。
背筋をぴっと伸ばして、あごを引いて…さすが年長さん、格好いいです。
体重計にも静かに乗って、静かに降りて…
だから測定も速いです。すぐに数字が読めます。
男の子は若干緊張気味・・・というよりも真剣という感じ。大きく強く、格好良くありたいという気持ちが強いのでしょうか。
女の子はどちらかというとリラックスモード。お友達の様子を楽しそうに見たり・・・、自分測定の時には照れくさそうにはにかんだり・・・。
小学生位になると、背伸びをして先生に頭を押されたりしますが、幼稚園の場合はそんなこともありませんね。
(中学では、体重を測るときに息を吸って軽くしようという無駄なあがきをしている友人もいましたが・・・。)
みんな、体重測定ひとつにしても楽しんで行っていました。入園した時のことを思うと、本当に大きくなりました。心も体も大きく大きく成長したんですよね。
「ドッチボールでキャッチボール」 H24.10.24 (水) 晴れ
もうすぐお昼の時間。「お腹すいたな。」と思いながら、2階の廊下から下を見ると、園庭で年長さんが一人ずつ先生とドッチボールを投げ合っていました。何回か投げて、終わると下駄箱へ走って行きます。これから給食準備ですからね。
先程までドッチボールのゲームを楽しんでいましたが、教室に入る前に先生と1対1で投げ合いをしているようでした。
昨日、体操の時間に初めてドッチボールを教わった年長さん。今日は早速、それで遊んで、最後に先生とキャッチボールです。投げる、捕るが上手に出来れば、ドッチボールがもっと楽しく、もっと好きになります。
先生、一人ずつ声を掛けながらの秘密の特訓です!
まだ上手に捕れない子には緩い球で。上手な子には速めの玉を投げてあげます。
速い球を捕った子は、満面の笑みで下駄箱へ走って来ます。 嬉しいですよね。
先生に勝ったんだから。
緩い球を捕った子も、満面の笑みで下駄箱へ走って来ます。 嬉しいですよね。
先生が投げた球を捕れたんだから。
優しさと嬉しさが沢山溢れていた、昼食前の園庭でした。
「初めてのドッチボール」 H24.10.23 (火) 曇り時々雨
年長さんが、今日初めてドッチボールをしました。まずは体操の先生にルールを教えてもらいます。
大体のルールを聞いたところで、コートに入ります。男の子チームと女の子チームに分かれて、ドッチボール、始めです。
要所要所で、先生がゲームを止めて補足説明をしながら進めていきます。
正面からのボールに対しては、逃げたり受け止めたりと、初めてとは思えないくらいに上手です。
でも、ボールが外野に渡った時の、後ろからの攻撃には上手く対応ができません。
団子のように集まって、背中を向けてしまいます。 これでは簡単に当てられてしまいます。 しかもキャーキャー嬉しそうです。
ドッチボールの動きを、まだ把握できていないので仕方ありませんね。
そこで先生、笛を吹いてゲームを止めます。 ボールの動きに合わせた体の動きを自然に分かってもらいます。
「相手チームがボールを投げる時に、近くにいるのと遠くにいるのと、どちらが当てにくいですか?」と先生。 「とおく!」と、子ども達が声を合わせて答えます。
「だから、外野の人がボールを投げる時は、反対側に早く移動します。ボールが内野の人に渡ったら、また反対側に移動します。」
とっても楽しそうに逃げていますが、何往復かして笛でゲームストップ。
逃げる時は、ボールを見ながら
逃げましょう。
背中を向けないように。
かたまらないように。
何回か繰り返して、だんだん
上手に逃げたり、キャッチした
りできるようになりました。
ドッチボールのドキドキ感、ワクワク感、忘れられないですよね。思わずキャーとか、ワーとか、言ってしまいます。それがまた楽しいんです。
子ども達も初めてのドッチボールに大興奮でした。
ゲームの終盤には、ボールに対する動き方にも慣れてきました。ボールを見ながら反対側に素早く逃げて、ボールを受け取るために構える。そして、ボールの上手な投げ方も教えてもらいました。 初回にもかかわらず、様になっています。
それにしても、子ども達には本当に感心させられます。体操の先生も言っていましたが、「話をよく聞いて、それを理解して、直ぐに行動に移せる、体を動かせる。」というのは大変素晴らしい事です。なかなか、このようには出来ません。
また、子ども達の様子を見ながら、状況に合わせ、具体的にゲームの説明をしていく先生の指導も素晴らしいです。
一度に全部話されても、全てを理解することはできません。
実際に行っていない、不慣れな事柄を説明されてもよく分かりません。
一つずつ、動きの中で、具体的に説明をしていくから良く理解できるんですね。
子供も先生も、本当に素晴らしいと思いました。
「楽しさ全開!そして・・・」 H24.10.5 (金) 晴れ (先週紹介できなかった分です)
年少さんのお部屋に入ったら、女の子達が何やら楽しそうにしていました。
ハハハ、ハハハ、
キャキャキャ、フフフ
キャーキャー
って、そんな風にしか表現できないような楽しさです。女の子同士、顔を見合わせるだけで笑ってしまうのは、このあたりが原点でしょうか。可愛いですね。
同じ教室のすぐ隣では、男の子達が脇目もせずに、制作に取り掛かっています。右はウサギ、左は空にかかる虹です。クラスみんなで協力して作りました。(写真では偶然に、女の子と男の子に別れていますが、性別は関係ありません。)
一人では出来ないことも、お友達と協力すれば出来る。そして、みんなで一つのことをすると楽しい。
自分とお友達という関係を意識して、時間と空間を共有しています。4月に入園してから6ヶ月です。 しっかりと仲間を意識して、活動をするようになりました。
そして、いよいよ今週末は運動会です。運動会って何だろう?」っていう子も、まだ多いと思います。この運動会を通して、子ども達は更に仲間を意識し、町田文化幼稚園の園児全体を意識するようになります。多くの人が集まる運動会は、自分という個と、集団の中の自分を意識する機会ともなるのです。
日常の中の幼稚園生活、非日常ともいえる行事、あるゆる機会を通して子ども達は成長をしていくんですね。
「真剣な眼差し」 H24.10.2 (火) 晴れ (先週紹介できなかった分です)
前回紹介した「粘土の連鎖」と、おなじ時、おなじクラスで撮った写真です。
「粘土の連鎖」は、他の子どもと影響し合う様子でしたが、今度はもう一つ…別の面を紹介します。
男の子と女の子、丸めた新聞紙をアンコにして、肉の塊を作っています。
これは、運動会で使う小道具なんです。両端から出ているのは骨ですよ。面白いでしょ。
骨のはみ出しと、アンコを中に入れて、テープで留める作業です。
どうですか、この真剣な眼差し。肉のふくらみを持たせて、しっかりとテープで留める。納得のいく肉を作る為に、わき目も振らず、言葉も発せず、ただひたすらに肉と向き合っています。この空間だけ別世界のようです。
しかし、これをず~っとやってる訳ではありません。作り終えれば、すぐに違う活動へと移っていきます。幼稚園の生活は変化で一杯。だから、ここ一番に集中できるとも言えます。
静と動、集中と発散、自己完結と関係連鎖、子どもの生活にもメリハリが大切なのです。
「粘土の連鎖」 H24.9.27 (木) 晴れ
年中さんが楽しそうに粘土で遊んでいました。コネコネ、コネコネ、スパゲティのように細くして、クルクル、クルクルと粘土の玉に巻きつけていきます。
何を作っているの?と聞くと、
「どせー。」、「ん?何?」、
「土星!」って教えてくれました。
土星ですよ。よく知っているし、工夫して上手に作っていますね。
みんなそれぞれに好きなものを作っているのですが、それぞれの粘土板の上で作り出される物は、子ども同士の関係の中で連鎖して、そして変化していきます。
こちらの男の子は、粘土を入れる粘土ケースに、薄く伸ばした粘土を押しつけています。
ギューッと押して、ペラッとめくると粘土ケースの刻印模様が転写されるんです
チョウチョの模様は良いとして、「大」という字、さらには「学研の」まで転写して・・・面白いですね。でも、本人は大マジメです。
その様子を見ていた女の子がそれを真似してみました。
ペラッとめくって、チョウチョが現れた瞬間の「わ~」っていう表情です。この子は、元々はケーキを作っていたんです。粘土板の上に細かな細工がされたプチケーキが並んでいますよね。
そして、友達が転写で遊んでいるのを見て、自分も真似してみたんですね。そうしたら、「面白い!」って感動を伴った驚きと発見を得たわけです。
こちらの女の子は宝石のついた指輪を見せてくれました。
「わー、綺麗だね。本物みたいだね。」
すると、その様子を見ていた隣の女の子も同じように指輪を作って、指にはめて・・・
ハイ、ポーズ!
そしてまた、それを見ていた女の子がブレスレットを作って、ハイポイーズ!
女の子はアクセサリーが好きですね。
オシャレ!!
それを見て、今度は指輪にブレスレットを追加して、ハイ!ポーズです。可愛いでしょ!!
そして、まだまだ続きます。それを前に座っている女の子が見て、ブレスレットを作り始めました。
「私もきれいなのを作ろう!」
っていうワクワク感が伝わってくるような表情ですね。
本当にこの素直な表情は宝物です。
このアクセサリーの連鎖は、女の子の間であっという間に広がっていきました。
それを見ていた男の子。粘土をコネコネしていたので、ブレスレットでも作っているのかな?と思ったら・・・・
「スカイツリー!!」と、それを縦にして、どうだ!という感じ。
やはり、男の子、いくら周りで盛り上がっていても、アクセサリーは着けられなかったようです。
こうして見ていますと、子ども達の目線は、お友達が何を作っているか、何をしているか、意識している事が分かります。
年中児になると、友達との関係が強くなり、みんながどんな事をしているかが大きな関心事となきなってきます。
そして、「楽しそう!」「何だろう?」って思うと、それを真似してみて自分の物として取り入れていくんですね。
これこそが、幼児期における集団教育のねらいとするところでもあります。
子ども達は、「子ども達の社会」の中で、影響を受け合いながら共に成長し合っていくのです。
「英語は楽しいな」 H24.9.18 (火) 雨
年少さんが、楽しそうに英語の先生と英語遊びをしていました。 歌を歌ったり、自己紹介をしたりして、とても楽しそうです。 そして、One,two,three……と数を数えたりして、とても発音もいいですよ。
ボールを隣の子から受け取って、
My name is xxx .
What is your name ?
と、また隣に渡します。
これを一周ぐるっと回すんですね。毎回やっていますが、ちょっとドキドキもしちゃいます。
その後、体を英語のリズムに合わせて動かして、Jump! みなさん、本当に楽しそうでしょ。
あっ、そうそう。年少さんの部屋の前のグリーンカーテン、スズメウリの実が緑から赤色になりました。縞模様が可愛いですね。
「夏休みの思い出」 H24.9.10 (月)晴れ (先週紹介できなかった記事)
夏休みは、どうでしたか?
海へ行ったり、山へ行ったり、プールに行ったりと、楽しい夏休みを過ごしたようですね。
年少さんが、楽しかった夏休みの思い出を印象画に描いていました。まずは、印象に残った出来事をクラスのみんなに発表します。先生が一緒になって、話を聞いたり補足したりしながら・・・クラスみんなで、その子の夏休みを共有します。そうして、その印象を絵に描くのです。実際に自分が経験した事、見た事を一気に表現します。
右の絵は、お婆ちゃんの家に遊びに行った時の様子を描きました。真ん中にお婆ちゃんの家があります。そして、家族が左からママ、パパ、自分、お兄ちゃんです。みんな楽しそうな顔をして、可愛いですね。家族みんなで、お婆ちゃんの家で遊んだことが一番楽しかったようです。だから真ん中に家があるんでしょうね。
左の絵は、家族でうどんを食べているところ。ぐるぐるの渦の中に家族の顔が描かれています。真ん中の青いぐるぐるがうどんです。顔が赤い渦の中に描かれています。赤い渦はうどんではないそうですが、家族の美味しい顔を赤い渦の中に描きこんだようです。うどんの印象と楽しい印象が、赤い渦となったのではないでしょうか。
幼児はその絵画表現の中に、印象の全てを描き込みます。現実には存在し得なくても、それが見えているかのように。勢いのある絵。素直に、そのままに描く絵。絵画技法としては稚拙であっても、その表現力に勝てる芸術家はいないのです。
「避難訓練」 H24.9.7 (金) 晴れ
今日は避難降園訓練がありました。避難放送が流れると、一斉に机の下へ。どうですか、完璧に隠れていますね。
次に防災頭巾を被ります。
毎月1回避難訓練をしているので、年少さんも被るのが上手になりました。あっという間に雪ん子ちゃんの完成。
ハンカチを口に当てて、園庭へ避難です。
これも、とってもスムースです。
どんどん、素早く、慌てず、落ち着いて行動できました。
でも、みなさんも子供の時に経験ありますよね。避難訓練って何だか楽しかったですよね。
クスクス笑ってた方もいるのでは。(私はクスクスの方でした)
子ども達はとても真剣でしたよ。
机の下では、若干嬉しそうに見えましたが、園庭への避難は整然として立派でした。流石です。
こうして、毎月避難訓練をすることによって、いざという時に適切に対応できるようになります。
「備えあれば憂いなし」です!
「リトミックは楽しいな」 H24.9.6 (木) 晴れ後雨
年長さんは2学期に入って最初のリトミックです。 リトミックの先生と会うのが久しぶりの子もいます。(夏休みの自由登園で何回かリトミックをしました)
先生のピアノに合わせてリズムを刻み、みんなと一緒に体を動かすのは楽しいものです。 今日は初めてのリズムに挑戦しました。
初めてのことでも、すぐに理解して、楽しく出来るのは子ども達ならでは。大人は、まずこうして、次はこうしてと、頭で理解し、規則を覚えようとします。でも子どもは違います。心から楽しんで、体で感じて自然に覚えてしまいます。リトミックに限らず何でもそうです。
しかし、そこで大切になるのが、「人の話を聞く」ということ。そして、その場その時を100%楽しもうとする姿勢。
言いかえれば意欲。
その二つは、「集中力」という一語に集約されます。
集中力がなければ、ピアノの音を聞き分けてリズムを刻むことも出来ませんし、お友達と同じ動きをして楽しむ事もできません。目の前の事を理解して、心から楽しむ事ができないと、悪ふざけになってしまします。
それって、難しいのでは・・・?
いえいえ、とっても簡単なことですよ。
誰でもみんな出来ます。人の話を聞いて、自分の話を聞いてもらうことの楽しさ、大切さを日常の中で経験していれば、できることです。ここ一番、大切な時に発揮する集中力、普段の生活の中で何でも一生懸命にやって、楽しもうとする意欲。
素晴らしい宝物です。
ご家庭でも、子どもの話をよく聞いてあげていますか。子どもの話を聞いて、笑って、笑われて、楽しい時間を沢山作ってあげて下さい。