文化たより2013年度1学期
文化たより
幼稚園には楽しいことがいっぱい!子ども達の笑顔って本当に素敵ですよね。 このページで、その様子を少しでもお知らせできたらと思います。
1学期
カブトムシ H25.7.12(金)
年長さんの教室で、カブトムシの幼虫を3匹飼っていたんです。先生が子供達に成虫になる様子を見せたいと、瓶に幼虫を1匹ずつ入れて飼育していました。(瓶に入れておくと、サナギの様子がガラス越しに観察できます) それがサナギになり、さらに今・・・脱皮して成虫になろうとしています。既にメスが2匹成虫になりましたが、夜中に脱皮したようで、脱皮する瞬間をみるのは今回が初めてです。しかも運よくオスです。サナギになった時に、雌雄が分かったので、名前を付けました。瓶の蓋に書いてありますが、かぶとくんと、りぼんちゃん、ことねちゃんです。
只今、かぶとくんがその雄姿を現しました。まだ外羽が白く、角の先には皮が残っています。
家でもカブトムシを沢山飼っているという男の子。
毎日同じクワガタをペットのようにして幼稚園に連れてくる女の子。
昆虫はちょっと苦手だけど、見たい気もするので遠目で……という女の子。
色々な子がいます。それぞれの楽しみ方でカブトムシの羽化を観察していました。
最後に残った小さな皮を脱ぐ為にモゾモゾ動いている「かぶとくん」の様子を見て、
「皮を取ってあげたほうがいいんじゃないの?」、「大事な所まで一緒にはがれちゃうからダメだよ。」、「自然が一番いいよ。」などと意見を交わしていました。
本当に小さな命です。その小さな命の誕生、成長に目を輝かせ、頭を寄せ合って見ている姿が可愛らしく、素敵だなと思いました。
小さなカブトムシの脱皮を通して、子ども達の心にも小さな変化があったようでした。
※今回はカブトムシが土から出てしまいましたが、土の上でサナギになったり、土の中のサナギの部屋(蛹室)を壊してしまうと、羽が閉じなかったり、足や角が曲がってしまったりするので注意が必要です。そうなった場合は、土にサナギが入る穴を作り(壁を硬くしめる)、穴の上を紙等でフタをして薄く土をのせると良いです。(それでもダメな時もありますが、餌が食べられれば問題なく飼育できます)
七夕集会 H25.7.5(金)
7月7日は七夕ですね。今日は七夕集会をしました。皆さんホールに集まって歌を歌いました。そして、その後はお待ちかね・・・先生達による七夕劇の始まり始まり~!!
担任の先生が何の役で出てくるか気になります。一人登場するたびに、わ~っと歓声があがります。
年少さんは、初めての七夕集会です。どの顔も楽しそうでしょ。だって、大好きな先生達が織姫になったり、彦星になっていたりして・・・なかには牛役の先生もいたりして・・・それはそれは楽しいのもです。
プラネタリウム見学 H25.7.4(木)
年長さんがプラネタリウム見学に行きました。バスの中では、七夕の絵本を読みました。2冊読みましたが、本によって話の内容がかなり違うんですよね。織姫と彦星との関係や、天の川の扱いがかなり違います。その違いを楽しむのも良いですが、どの内容で聞かせたいか選んだ方が良いと思います。
さて、七夕の歌を歌っているうちに博物館に着きました。まずはエントランスで係の方のお話を聞きます。
「みなさん、とても立派ですね。はじめから背筋がピンと伸びているし、二つの目がちゃんと、こっちを向いています。話を聞く姿勢がきちんとできていて、ビックリしましたよ。」と、初めに褒めて頂きました。
そして、諸注意事項を聞いていよいよドームへ。中は宇宙船のようです。リクライニングシートに座ると気分はもうワクワクです!
「夕焼け小焼け」を歌うと、だんだん空が暗くなっていきます。やがて満点の星空が現れると、「きれい~。」、「わ~。」っと溜息のような歓声のような声が上がります。星座や七夕の話、太陽系の話も聞きました。「土星の環は何でできていると思う?」の質問に、「石ころ!」、「雲!」と元気に答えます。答えは、氷だそうです。「じゃ~、寒いのかな?」と好奇心旺盛です。短い時間ではありましたが、星空の世界を満喫した子供達。元気にお礼を言って帰りました。
天の川が一番きれいに見える時間は夜10時頃だそうです。でも、子供達はもう寝ている時間ですね。今年の七夕のお天気はどうですかね。夏の夜空を、お子さんと一緒に眺めてみてはいかがでしょうか。
避難訓練 H25.6.28(金)
午後に避難訓練をしました。地震速報の合図でい一斉に机の下へ隠れます。その後に防災頭巾を被って避難です。年少さんも一人で被れる子が多くなりました。(後ろ前を逆に被る子が時々いますが・・・それも御愛嬌。可愛いです。もちろん先生が直しますよ。)
午前中に泥んこ遊びをしたりして、園庭が一部ぬかっていましたが、それを避けて避難です。
口をハンカチで押さえて、真剣です。
年少さんも整然と避難ができました。
銀色の頭巾が、雪ん子ちゃんのようで可愛いです。
こちらは、年長さん。教室の脇にある大きな滑り台を使って、2階から1階へと滑り下ります。これが実は楽しい。ちょっと、ニコニコしちゃいました・・・。
みなさん、とっても上手に避難できました。お喋りする子も、慌てて走ったりする子もいませんでした。今日の訓練は100点満点です!
設計図 H25.6.27(木) (以前紹介できなかった記事です)
年長さんが楽しそうに砂遊びをしていました。砂遊びといっても、文化の砂遊びはちょっと違います。文化の砂遊びは園庭全体で出来るんです。(砂場は砂場としてありますが) 皆さんが大好きな遊びです。
年長さんになると、お友達と協力し合って大きなものを作ります。川や山を作り、トンネルを通して水を流したり・・・とダイナミックな遊びに発展するんです。
いつの間にか役割分担ができて・・・
「僕は川を掘るよ。」、「私はこの川と、こっちの川を繋げる。」、「一緒にトンネルを掘って、山に穴をあけよう!」、「僕は山をもっと高くする。」、「そっちから砂を持ってくるよ。」など、言葉を交わしながら進めていきます。
少し離れた所で数人の子ども達が、スコップで砂を掘っていました。
何をしていると思いますか?
今大勢の子達が作っているメインの「水郷地帯」から、支流の川を遠く作って水を引き、「第2の水郷」を作ろうとしているんです。
それで、まず数人の子で手早く浅く線を引いて設計図を描いていました。
そして、線を深く掘り下げようとする子達が表れて、自然と人数が多くなっていきます。
「あっ、面白そうだな。」っていう感じでしょうか。
そして支流域の水が流れ、雰囲気が出来あがってきました。こうなると支流域に参加する人数も増えてきます。サテライトといったところでしょうか。
それぞれの考えで、それぞれ協力しあって、それぞれの楽しさを味わいながら大きな地形ができました。造成したと言っても良いかもしれません。
番外編;泥団子を作って、水が流れ出てしまうのを堰き止めようとしている子もいますよ。
本当にそれぞれの楽しみ方、そして「気付き」があるものですね。
感心しました。
いすとりゲーム(年中組) H25.6.25(火) 雨
雨の日は外で遊べません。でも大丈夫!雨の日だって楽しいことは沢山ありますよ。いすとりゲームは、世代を超えた永遠の遊びでしょう。あのハラハラドキドキ感は、いつの時代でも同じ興奮を持って子ども達に迎えられるはずです。 さあ、ここでもハラハラドキドキの皆さんが・・・。年中さんのお部屋です。
先生のピアノに合わせて、グルグル、グルグル。でもイスが気になって仕方がありません。そしてピアノがパッと止まると、ガタガタガタ~ガタ~!
残念・・・アウト! そして今度は、イスを3個抜かします。「え~?3個も?」と言いながら、皆さんワクワクです。
ゲームが進むにつれて、イスの数が減っていきます。負けてしまって、周りで応援しているお友達の数は逆に増えていきます。
実際にゲームをしている子と同じ位に楽しく応援しているのが可愛いです。
さあて、イスが2個ともなるとボルテージも上がってきますよ。応援にも更に熱がはいります。先生もピアノを止めたかと思うとまた弾いたりして・・・フェイントで盛り上げます。
優勝者が決まったところで、そろそろ帰りの時間が近づいてきました。トイレに行きたいお友達はトイレに行って、帰り支度を始めます。
多くの子がトイレに行って静かになった教室で、イスを片付け始めた子がいました。その様子を見て、一人、また一人と片付けをする子ども達が現れました。イスを重ねて、二人で一緒に運ぶ子もいます。
声を掛け合うでもなく、ごく自然発生的に片付けの輪が広がっていきます。トイレから帰ってきた子達も、その様子を見ると、直ぐに加わっていきます。
その間、先生は声を掛けるでもなく、その様子を見ながら帰りの時間に向けての確認をしていました。
「偉いね。ありがとう。」などと、つい言ってしまいそうな場面ですが、あえて子ども達の自主性に任せているのですね。子ども達は、自分たちの社会の中で協力しあったり、良いと思うことを率先することの気持ち良さを知っています。子ども達に任せ、子ども達の考えで行動していくことの大切さを先生は知っています。そしてあらかた片付いたところで、「どうもありがとう。」と驚いて見せて、子ども達の「いいことをした。嬉しい。自分たちで・・・。」という気持ちを高めます。
ちょっとした機会を大切に。子ども達の成長の糧を見逃さず、その場に適した対応があるのですね。
梅雨の合間に H25.6.24(月) 曇り 以前紹介できなかった記事です
梅雨に入り、不安定な天気が続いていますね。でも、まとまった雨が少ないのが気になりますが。野菜や夏の水不足・・・大丈夫ですかね?
子供達にとっては雨は降らない方が当然良いわけで、雨が降らなければ毎日外で元気に遊んでいます。ちょうど年少さんが楽しそうな遊びをしていました。
「ガタンガタン、脱線しないでくださ~い!」
楽しすぎて、お腹がよじれて、手を離してしまします。
わ~はなれちゃった!
ここもはなれた!
一度止まって仕切り直し。
電車が切れないように、しっかり連結して下さいよ。
しゅっぱ~つ!
ハハハ~!
あっという間に、連結が切れちゃいます。それがまた楽しい。
しっかり繋がって下さいよ。
は~い!
そうこうしているうちに、電車は駅に到着。
終点で~す。
ふ~楽しかった!
本当に楽しそうですよね。こうしてお友達と一緒に遊ぶ楽しさ、集団で一つのことを一緒にする楽しさを経験していくのですね。自分の周りには、自分とは違う仲間がいて、その仲間の中に自分がいる。このことを理解するのは、実は難しいことなのです。もちろん、そんな事を考えながら遊んでいるわけではありませんが・・・。
内科検診 H25.6.20(木)
今日は内科検診がありました。年少さんは初めてなので、少し緊張気味の子もいました。でも安心ですよ。園医の先生は優しくお話してくれて、ずっとニコニコしてい
ます。先生に診てもらっているお友達の様子で、皆さんの緊張もほぐれてきました。
「もしもしするだけだからね。」、「お口をあ~んって開けてね。」って・・・優しいです
から。
それでも涙が出ちゃった子もいます。園医の先生も、
「お医者さんに行く時は、最後に注射打たれる事が多いですから。予防接種とか・・・痛くないよって言いながら痛い注射うたれちゃいますからね。仕方がないです。」と、笑っています。
考えてみれば、そうですよね。「痛くないよ」って言われて、「やっぱり痛かった!」っていう思いをいつもしているんですよね。
でも、お医者さんに行くのに「痛いよ、きっと。」とは言えませんからね。知らず知らずの内にウソをついちゃっているんですよね…私達。
園庭での小さな発見 H25.6.18(火)
雨が降りそうで降らない・・・変なお天気が続いていますね。降る時に降らないと夏の水不足が心配です。でも子ども達にとっては、雨は降らない方が嬉しいです。外で遊べますから。今日は昼から雨の予報が出ていますので、みなさん午前のうちに園庭で遊んでいました。
年少さんが紫陽花を囲んでお話しています。ピンクや紫の綺麗な紫陽花です。
「花はどんなふうに咲いているかな?」と先生が子ども達に聞きます。
「綺麗に咲いてる~。」
「ん~綺麗だね。それから、色や形とか他の花と違うでしょ。どんな所が違う?」、
「小さいお花がくっついてる~。」
「丸く風船みたいになってる~!」と、子ども達が答えます。
「硬い。」、「大きい。」、
「線が入っている。」と特徴を見つけます。先生が言葉を拾い上げて、「ん~大きいね。」、「そう硬かった?」と返事をしてくれるので、子ども達も嬉しそうです。
このように、子どもが発する言葉に敏感になって、短い言葉でも良いので、きちんと返してあげることは大切なことです。そうした日常の言
葉のやり取りの中で、「自分は認められている」と感じることができます。そして、もっと何かを見つけて認めてもらおうとするわけです。
ほら、ここでも子ども達が子ども達の目線で何かを見つけましたよ。高い所で咲く紫陽花とは対照的に、低い所に小さな可愛い花がありました。これもまた、一つの発見です。先生も子どもと一緒に驚いて、一緒にしゃがんで、何の花か一緒に考えるんですよ。
普段気づかないことに気づいて、驚いたり、感動することも多いんですよ。
同じ絵で H25.6.11(水)晴れ (以前紹介できなかった記事です)
年長の女の子が、向かい合って同じ絵を描いていました。綺麗なプリンセスの絵です。お互いの絵を見ながら、そして顔を見ながら・・・時折ニコって笑いながら。
ほぼ完成して。ふ~っと満足そうに絵を見たり、お友達を見たり。二つの絵のソックリ度を確かめています。どうですか?間違い探しができそうなほど似ていますよね。
スケッチブックの紙面は個の世界です。でも年長児になると、こうしてお友達と同じ絵を描いたり、関連した絵を描きあったりして共同して楽しむこともあります。
こちらのクラスでも、面白い光景に出合いました。やはり年長さんです。(下写真)
思い思いに好きな絵を描いています。家族の絵を描いたり、信号の絵を描いたり、時計の絵を描いたり・・・色々です。みなさん集中して、個の作業です。でも時折ふと、他の子が何を描いているのか気になってスケッチブックに視線がいきます。一人が見ると、他の子もス~っと視線が動きます。そこで会話が起き、またス~っと自分の絵の世界へ戻ります。
今度は、違う子のスケッチブックに目が行きます。すると、その動きに呼応して他の子の視線もス~っと動きます。
友達が何を描いているのか、どんな風に描いているのか興味を持つわけです。そして会話が起きて、他の子が描いていた信号機を自分の絵の中に描き込んでみたり、同じ色を使ってみたり、同じような描き方を真似てみたりします。そこに新たな発見がある場合も多いのです。
一番好きな場所、一番好きな先生 H25.6.11(火)
文化の卒園生で、現在小学校2年生の子が、学校の授業で「好きな場所、好きな先生」を書くという事があったそうです。その子は、「好きな場所は幼稚園。好きな先生は○○先生。」と、幼稚園の先生の名前を書いたと聞きました。
その先生が1年目の時に担任した子です。受け持ってから3年も経ち、卒園してなお、幼稚園と先生の事が一番好きだと書いてくれました。○○先生は、その事が本当に嬉しく、その子の幼児期に携われた幸せを感じ、そして先生をさせてもらって良かったと思ったとのことです。
1年目の先生が誰にも負けないのは一生懸命さです。その子の為に何をしてあげられるか、真剣に考え、悩み、喜び、本当に一生懸命に保育をしてきた。その事が子供の心にしっかりと根付いているから、小学生となった今でも先生の事が一番好きだと言えるのでしょう。
授業の趣旨では、小学校について書くのがねらいだったのでしょう。学校の先生も驚いたのではないでしょうか。でも同時に、幸せな幼稚園生活を送ったんだなと思って下さったのでは。
就任1年目、誰にも負けない一生懸命さが、心の奥底に素晴らしい教育の成果を与えたのですね。
One more time ! One more time! H25.6.7(金)曇りのち晴れ
年長さんの教室から、子ども達の “One more time! One more time! “ という大きなコールが聞こえてきました。とても楽しそうです。何がもう一回なんだろう?
先生が、One more time? と聞くと、Yes! と答えます。
ジャジャジャジャと音楽が流れてこのポーズ。これで分かった人は通です。
Head,shoulders,knees and toes,knees and toes. Head,shoulders,knees and toes,knees and toes.
And eyes,and ears,and mouth,and nose.
Head,shoulders,knees and toes,knees and toes.
日本語の歌詞も有名ですね。
あ~し と て~。
あた~ま、かた、ひざ、
あ~し と て~。
これが楽しくて楽しくて、もう1回だったんですね。
だんだん歌が早くなっていくので、ついていけなくなるのがまた楽しい。1回やるともうヘロヘロ・・・と息切れがします。
それでも元気な子供たちは、なんとまた・・・。”One more time! One more time! “
ちょうどそこで、終わりの時間になりました。担任の先生も、英語の先生もゴングに救われました。もう1回していたらダウンでしたね、あれは。
子ども達は、「楽しかったね~」っと声に出さずに見つめ合います。目を合わすだけで十分。というよりも、そのほうが気持ちが伝わることってありますよね。
アイコンタクトで、気持ちを伝えあいます。「楽しかった」、「楽しかったね」
歯科検診 H25.6.6(木)曇り
今日は歯科検診の日でした。歯医者さんが幼稚園に来て、みなさんの歯を見て下さいました。
年少さんは初めてなので、緊張気味です。
「どうして幼稚園に歯医者さんがいるの?」
「いたくない?」
大丈夫!歯医者さんはとっても優しいですから。痛いこともしないし、口の中を見るだけだからね。
「あ~ってして、大きなお口。はい、虫歯ないですよ。」って、優しい声で話してくれる歯医者さんです。順番を待っている子ども達もだんだんリラックスしてきます。
「ありがとうございます。」と、お礼もしっかりと言えます。えらいですね。
歯医者さんも歯科助手の方も、「どういたしまして。」と、微笑ましそうにお返事をしてくれます。
「ぜんぜんいたくなかったよ。」と安心した様子です。
年中さんも、年長さんも、やっぱり緊張します。でも大丈夫!担任の先生が、その子の様子に応じて、優しく手を繋いで待っててくれたり、話しかけてくれたりしています。さっと背中を押してあげたり、手を繋いでくれたり、子供によって対応を変えてくれる先生。プロだなと思います。
僕が作ったんだよ! H25.6.5(水)晴れ (以前紹介できなかった記事です)
年中さんのお部屋に入ったら、「せんせ~い!」って二人の子が駆け寄ってきました。
そして「先生、見て見て!」って手を引いて教室の奥の方へ。
「何を見せてくれるの?」
「ふふふ」、「ふふふ」
「これ、私が作ったの!」
「上手に作ったね。面白いね~。」
粘土で面白い顔を作りました。子供たちの発想は無限ですから、人の顔という枠を超えて、実にユニークな作品となりました。
「これ私の、みて~!」
「わ~、本当に面白い顔になったね。」
実はお帰りの時間が近づいていて、みなさん帰り支度をしていた頃だったんですよ。椅子に座っていた子も集まってきました。
みなさん、目をキラキラさせて自分の作品を探しています。
「これ!ぼくの!」、「これ私が作ったんだよ。」、「これ見て、せんせ~い!」って、みなさん興奮気味です。自分の作品を見てもらいたい。認めてもらいたいという気持ちの表れです。これはつまり、自分を認めてもらいたいという欲求でもあります。子供をほめて、認めてあげることが大切です。
人は誰でも大人でも、人に見てもらいたい、認めてもらいたいという欲求がありますね。世の中の多くの事柄の原動力は、そこにあるのではないでしょうか。認められたときに大きな達成感を味わい、それが大事な成功体験となっていくわけです。幼児期に十分に認めてあげて、達成感と成功体験を多く経験させてあげることです。
避難訓練 H25.5.31(金)晴れ
5月最終日の今日は、避難訓練を行いました。4月に幼稚園に入った子供たちは初めての避難訓練です。なるべく早くやりたかったのですが、幼稚園での生活に十分に慣れてからでないと訓練になりません。
地震警報の合図で一斉に机の下へ。ちゃんと隠れているかな~と、教室を見に行きました。まずは年中さん・・・流石です。完全に机の下に身を隠して、亀のように手も足も出ていません。
次に年少さんの部屋へ。初めてですからね~。ちゃんと隠れてられたかな?
おっと、完璧です! しっかりと机の下に隠れています。その表情は真剣そのもの。かわいいです。
さて、次は防災頭巾をかぶりますよ。年長さんの部屋へ。
流石年長さん、早い! 教室に行ったら既に避難体制が出来上がっていました。ハンカチでしっかりと口を押えていますね。完璧です。
年中さんも教室の前に集まって避難体制完了です。 早い! やはり完璧です。
昨年1年間、毎月避難訓練をしていた甲斐があります。流石です。
ということは・・・初めての年少さんは、防災頭巾をかぶるのに苦労しているかな?まだ全然できていないかな? なんと言っても初めてですからね。おっとびっくりしましたよ! 先生が甲斐甲斐しく補助をしていることもありますが、ほぼ完了しかけていました。初めてにしては上出来です。早い!
そして年少さんも順序良く避難体制です。小さな手で、しっかりとハンカチを口に当ててますね。かわいいです。
真剣に、そして楽しく H25.5.28(火)晴れ
子供たちがテラコッタ粘土で制作をしていました。どの子もみな上手に作っていましたが、その表情がとても真剣で美しかったのです。
グ~っと作品に迫っていくように、姿勢を低くして作業の体勢。細かい装飾をヘラで丁寧につけていまきます。真剣に真剣に、作品と対峙しているかのような作業風景です。
さて、その作品がこれ。花と葉の柔らかさがよく表現されていますね。
ヘラを使っていたのは、葉脈をつけていたんですね。どうですか、素晴らしいですよね。
こちらでも、また真剣な表情。細かい部品を指先でこねて丸めて形作ります。微妙な力の入れ加減で、よい具合に仕上がります。
そしてまた・・・楽しそうに、ふ~っと笑顔が。
トントントン、粘土をこねたり握ったり、ひねったり丸めたり・・・頭の中で考えたことが形になっていくことの喜びと、作品に対する真剣さ。神々しささえ感ずる日常の一コマでした。
リトミック楽しいな~年中 H25.5.27(月)晴れ
ホールから楽しそうな歌声が聞こえてきました。
「はじまるよ~ハハハーイ! はじまるよ~ハハハーイ! リトミックがはじまるよ~」
年中さんがリトミックをしていました。専門講師の先生によるリトミックの時間を子ども達は楽しみしているんですよ。
舟を漕いで、ギッタンバッコン、リズムを遊びながら体で感じていきます。こうゆうのは、子供達大好きですよね。
二人組を決めて、
舟をギッタンバッコン
ピアノに合わせて、
ギッタンバッコンです。
そしてスキップ、スキップ!ランランラン!
まだスキップがぎこちないですが・・・それがまた可愛いです。
そして、スキップの曲が終わると、また一緒に舟を漕ぐお友達を探します。
こういった繰り返しが子ども達は大好きです。パターンを楽しむということがあります。
お友達と同じ動きをして、目と目があって、うふふと笑います。「よい仲間」です。
手と手を繋いで、感じます。
楽しいね。楽しいね。
また、子ども達の様子をみて、臨機応変にピアノの速さを変えたり、曲を変えたりして、授業を生きたものにしていく先生の技術も素晴らしいです。素晴らしい子ども達に、素晴らしい先生。
本当に素晴らしい時間です。
体操~鉄棒~ H25.5.24(金)晴れ
年中さんが体操をしていましたよ。 準備体操も格好よく! イチ!二!サン!
元気な声が響きます。天気も良いし、子ども達も楽しそうです。
今日は初めての鉄棒です。
まずは、しっかりと鉄棒を握り、自分の体重をその握力の中に感じることから始めます。これをしっかりとしておかないと、鉄棒から手が離れて落ちてしまうことになります。最近は、鉄棒から落ちる子が多くなっているそうです。何事も基礎が大事。まずはそこからです。
鉄棒の握り方、順手、逆手、片逆手を教わります。
順手で、しっかりと親指を巻き込んで握り、体重を支えます。
ぶら下がっているだけですが、「お猿さんのように、ぶら~んってぶら下がって。」という先生の一言で、これが楽しい活動になります。
幼児の生活、活動には楽しさが大切です。この楽しさがないと、十分な効果があがりません。
遊びを通して、色々なことを学び、経験していく。専門講師による体操であっても、それは変わりません。適切な指導に裏付けされたうえの「言葉」が、子ども達にやる気と楽しさと、出来た時の達成感を味わわせることになります。
廊下にオタマジャクシ H25.5.23(木)晴れ (以前紹介できなかった記事です)
「あっ、オタマジャクシだ!」と年長さんが、床を指さして言いました。
いないでしょ、そんな所に・・・。
でも、いたんです。びっくりです。
オタマジャクシといっても普通のオタマジャクシではありませんよ。子どもの目にしか見えないオタマジャクシです。
「ほら、これオタマジャクシだよ!」
「あっ、本当だね。オタマジャクシは水が好きだから出てきたのかな?」
誰かがこぼした水の跡がオタマジャクシに見えるんですよ。面白いですね。
登園して教室に行くまでのちょっとした時間や空間の中でも、子ども達は色々と感じ、色々な発見をしているんですね。
遠足(年少) H25.5.14(火)晴れ
いよいよ年少さん、初めての遠足ですよ。年長や年中さんが行くのを見ていたので、「ようやく自分達の番が来た!」という感じでしょうか。今回は雨で延期になることもなく、全て日程通りでした。お天気も味方につけて、さあ出発です!
広い園内をゆっくりお散歩。こどもの国って大きいんだよ。
みんなで整列して集合写真をとったよ。写真はできてからのお楽しみ。格好良く並んで撮ったんだ。
お弁当も美味しかった!
みんなで食べると美味しいね。
「また遊びにきてね。」と受付の方に言われて・・・
「うん、また来ます!」と子ども達。少し暑かったですが、とても楽しかったようです。
お友達と行ったこどもの国で、クラスがグッとまとまった春の一日でした。
続きは、アルバムのページを見て下さい。
遠足(年中) H25.5.10(金)晴れ
暑すぎず、寒すぎず・・・まさに遠足日和。年中組さんも遠足に行ってきましたよ。大きな滑り台で遊んだり、体操の先生と体操ゲームをしました。
もちろん、美味しい美味しいお弁当も!
お弁当食べて、おやつ食べて・・・そしていよいよ、お楽しみ!
広い芝生を一杯に使って、体操の先生とダイナミックに遊びました。
続きは、アルバムのページを見て下さい。
母の日 H25.5.9(木)晴れ
日曜日は母の日ですね。お母さんへのプレゼントを作っている子ども達の目は真剣です。 だって・・・大好きなお母さんにあげるんだもん!
これは年中さん。絵を描いて、ハサミで切って、糊で貼って・・・どんどん作っていきます。画用紙の色も好きな色を選んで、好きな絵を描きました。
大好きなママの絵を描いたよ。
「みて~!」、
「上手に描いたね。見てると楽しくなってくるよ。」
「うん。」
牛乳パックに絵を貼り付けます。剥れないように念入りに糊を塗りますよ。
「わ~糊の海だ!」
「たっぷりと付けてるね。」
「剥れたら困るもん。」
大切なプレゼントですから、丁寧に丁寧に・・・。
嬉しいですね。
制作をしている時の子ども達は非常に集中しています。そして、それと同時に周りにも気を配っています。
「お友達が何をしているか。」、
「あのやり方は良いな。真似しよう。」など、お互いを意識しながら自分の世界に集中します。ですから子ども達の視線は、自分の手元とお友達の間を移動しているのが分かります。このことは、とても大事なんですよ。
遠足(年長) H25.5.7(火)晴れ
年長組さんが遠足に行きました。アスレチックで遊んだり、体操の先生とゲームをしたり、そして美味しいお弁当を食べたり…と春の一日を楽しく過ごしました。
「僕のお弁当見て!」
「美味しそうだね。」
「ねー、僕のも見て!」
「美味しそう!」
「私のも見て、ほら。」
「美味しそう!!」
貴重な時 H25.5.2(木)晴れ(以前紹介できなかった記事です)
今日も子ども達が元気に登園してきました。子供達の声が聞こえると、幼稚園は一気に活気づきます。みんなの幼稚園、楽しい一日の始まりです!
小さなお友達も、年長さんに若干頼り過ぎかな?と思ったりしますが・・・今はこれで良いですね。
頼り、頼られ、お互いにとても大切な時です。
もう直ぐに、一人で全部できるようになります。こうして、年長さんを頼るのも今だけ。ですから、大切なんです。
特に、まだ小さな年少さんの視線の先には、いつも年長さんの姿があります。
子どもは、「子供の世界」でこそ真に育ちます。影響しあい、意識をしながら、育ち合っていきます。例えば、この貴重な時、貴重な場面でも確実に育っているのです。
楽しさ・・・満開! H25.4.26(金)晴れ
年中さんが、園庭で楽しそうに遊んでいましたよ。その様子は「楽しさ満開!」って感じで、どの場面を切り取っても歓声が聞こえてくるようでした。今回は余計な説明は無しで・・・どうですか?歓声が聞こえてきましたか?
みんなで、お庭を探検したよ。何か発見があったかな?
どの顔も・・・みんなみんな、みんな、楽しそう!
つぎは何してあそぶ?
鬼ごっこ!
子ども達の様子だけで、説明は要りませんでしたよね。それで十分ですから。
手洗いも楽しい H25.4.23(火)晴れ
今日は年中組の誕生会がありました。みなさん、おめでとうございます。誕生会の写真を撮ってホールから出ると、年少さんが手を洗っていました。これから給食の時間ですからね。手を綺麗に洗っているんですね。その様子がとても可愛かったので、カメラでパチリ。
すると、制作をしていた年少さん達が手を洗うために次々と教室から出てきました。私の姿をみると「わ~い!」、「先生大好き!」って駆け寄ってきてくれました。可愛いですね。
みなさん、町田文化幼稚園に入ってくれてありがとうね・・・先生嬉しいな。これから色々と楽しいことが沢山ありますよ。先生も楽しみにしていますよ。
滑り台楽しいな H25.4.17(水)晴れ
一日保育が始まり、外遊びの時間もできました。お天気も良いし、滑り台で遊んだり、園庭をお散歩したり、春の日差しを浴びて楽しく過ごしました。
まだ一緒の組になって間もないのに、すっかり仲良しになりました。お互いを同じ組の友達として意識しています。
一人がバンビに乗れば、もう一人、もう一人と続きます。それだけで、楽しいんです。こういった事も、お友達がいるからこそできること。
そして、この子達がバンビから離れると、また別の子達が真似をします。こうして、知らず知らずのうちにお互いを意識して、クラスが出来あがっていきます。
一日保育が始まって二日目だというのに、みなさん幼稚園の生活を楽しんでいます。エンジョイしているという表現が合っているかもしれません。
初めての大きな虹の滑り台。シュルシュルルル~っと滑り降りて、この笑顔!!
お世話 一生懸命に! H25.4.12(金)晴れ
新入園の子は、今日が登園2日目です。今日も元気一杯に登園する子、不安そうに登園する子など色々でしたが、幼稚園の中に入れば先生や年長児に囲まれてニコニコのお顔に変身していましたよ。
昨日と同じです。年長さんがお世話をしてくれますから安心ですね。
年長さんも可愛い新入園のお友達のお世話ができて嬉しそうです。年長になったという自覚と、小さな子を思いやる優しい気持ちが育ちます。ですから、お世話をするのも一生懸命です。やりたくて、やりたくて、仕方がありません。ですから、新入園の子達も安心して任せきっている感じもします。
こちらの年長さん、年少さんに上履きを履かせてあげるのに一生懸命です。もう一生懸命過ぎて、自分の上履きを履くのを忘れるくらいに、一生懸命です。そんな年長さんに安心しきってお任せしている年少さん。ただ、上履きを履くだけのことではありますが、年長さんにとっても、年少さんにとっても大切な時間なのですね。
体勢を変えて、ようやくかかとを入れてあげられました。どうもありがとう。本当に一生懸命にやってくれましたね。年長さんも無事に履かせられて、ほっとした様子です。さて、教室へ行きましょう。
あっ、自分の上履き履くの忘れないでね。
こちらは、教室に入って鞄と帽子を掛ける場所を探している年長さん。女の子が甲斐甲斐しくお世話をしている姿は素敵です。鞄からコップとタオルを出して、うがいをします。もちろん、連れて行ってくれますよ。
「うがいできる?」、「うん」
「あ~、ぺってやるんだよ。」
「飲まないようにね。」、「できるかな?」って心配そうに見守ります。
「できたね!」、「上手!じゃー、教室に戻って~、それで、お便り帳だ。」
教室では、すでにリラックスモードの子ども達もいますよ。
朝の支度が終わったら、歌を歌ったりしましたよ。みなさん、皆さん上手!
でも、今日も半日保育です。あっという間に帰りの時間がきてしまいました。
先生達も、もっと沢山皆さんと一緒にいたいのに・・・仕方がないですね。
帰りも年長さんに靴を履くのを手伝ってもらいます。
本当に大活躍の年長さんです!
帰る時間がくると、今ままで泣いていなかった子が泣き出す事も。
先に出発するバスにお友達が乗ってしまうと、置いていかれると思って不安になる子もいます。
そんな小さな子の気持ちが分かっているのか・・・年長さんはしっかりと手を握ってくれています。年少さんもギュッと握り返します。
初めて会った子ども達なのに、ず~っと一緒にいる兄弟のように・・・本当に素敵です。
今日は金曜日ですので、少しだけ荷物があります。二日間のお休みを挟んで、また月曜日に元気に来て下さいね。先生も年長さんも、待っていますよ。
初めての登園 H25.4.11(木)晴れ
新入園の子ども達は、今日が初めての登園です。不安そうな顔で来る子、意気 揚々と張り切ってくる子、お母さんと離れるのが寂しくて泣いてしまう子・・・色々な子がいます。でも大丈夫!幼稚園には優しい先生と、何でもおしえてくれる年長の お兄さんお姉さんがいます。
年長さんが下駄箱まで連れて行ってくれて、一緒に名前を探してくれます。
「あなたは、○○組だからこっちほうだね。」
年長さん同士で自然と協力し合います。
「ここ、ここ、あったよ。」
「靴をここに入れて。」
「上履きはかせてあげる。」
「右と左、あってるよね。」
「うん、だいじょうぶ。」
下駄箱も見つけられたし、上履きを履くのも手伝ってあげて嬉しそうな年長さん。小さな子への思いやりが沢山つまった笑顔ですね。
こんな風景がいたるところで見られます。新入園のお友達も年長さんをすっかり頼りにして、年長さんは小さな子を愛おしそうにお世話をしています。
初めての幼稚園です。色々な事に時間も掛りました。
でも年長さんのおかげで本当に助かりましたよ。
半日保育ですので、あっという間に帰りの時間になりました。また年長さんに靴を履かせてもらったり・・・本当にありとうございます。
新入園のお友達には、短かったようで長かった一日でした。いや半日でしたね。
でも、みなさん楽しそうにしていましたよ。そうです、幼稚園はとても楽しい所です。これからたくさん遊びますよ。