同じ絵で H25.6.11(水)晴れ (以前紹介できなかった記事です)
年長の女の子が、向かい合って同じ絵を描いていました。綺麗なプリンセスの絵です。お互いの絵を見ながら、そして顔を見ながら・・・時折ニコって笑いながら。
ほぼ完成して。ふ~っと満足そうに絵を見たり、お友達を見たり。二つの絵のソックリ度を確かめています。どうですか?間違い探しができそうなほど似ていますよね。
スケッチブックの紙面は個の世界です。でも年長児になると、こうしてお友達と同じ絵を描いたり、関連した絵を描きあったりして共同して楽しむこともあります。
こちらのクラスでも、面白い光景に出合いました。やはり年長さんです。(下写真)
思い思いに好きな絵を描いています。家族の絵を描いたり、信号の絵を描いたり、時計の絵を描いたり・・・色々です。みなさん集中して、個の作業です。でも時折ふと、他の子が何を描いているのか気になってスケッチブックに視線がいきます。一人が見ると、他の子もス~っと視線が動きます。そこで会話が起き、またス~っと自分の絵の世界へ戻ります。
今度は、違う子のスケッチブックに目が行きます。すると、その動きに呼応して他の子の視線もス~っと動きます。
友達が何を描いているのか、どんな風に描いているのか興味を持つわけです。そして会話が起きて、他の子が描いていた信号機を自分の絵の中に描き込んでみたり、同じ色を使ってみたり、同じような描き方を真似てみたりします。そこに新たな発見がある場合も多いのです。